今月は、わたくし島田の漢方連続セミナー
「センスメイキング漢方®︎」の3回目。
今回は、鍼灸師の北村いくみ先生をお招きして
鍼灸とはそもそも何なのか?
その歴史背景から、使用する鍼の規格や仕様、効能効果までじっくり座学。
のち、温灸を気になる部分に体験していただく♨️
そんな講座でした。
場所は、お馴染みのすてきなガマダンダイニング
(そして、翌週はFORACカフェでも開催)

今回も松村シェフの薬膳デザートは素晴らしかった!!👏

一見、チョコレートケーキに見えるスポンジには
「ヨクイニン(はとむぎ)」
の粉をふんだんに混ぜて焼いてあったり、
棗がふんだんに使われていて自然な甘み。
写真の黄色いクッキーはレモンじゃなく
私が「使ってみてください」とお渡しした生薬「ウコン」の刻みです!
この色素をホワイトチョコにまぜてクッキーに仕立ててくれました。
もう本当にスゴイとみなさん感動でした⭐️

鬱金(ウコン):効能は健胃や利胆、肝機能賦活
この胃腸を元気にするウコンの色が黄色いように
東洋医学の五行の考え方では
黄色い色の食べ物は「脾胃(ひい)」(胃腸の消化吸収)の働きを高めると言われています。
また、顔色が黄色いひとは、
やはり胃腸が虚弱な傾向にあるようです。
また、胃腸の状態は「唇」に表れやすいのです👄
最近、うちのお客様が
「口角(唇の端っこ)が切れて痛い」
と言うので、
「最近、特に食べすぎて、胃に負担かけていない??」
と聞くと、まさにその通りとのこと。
口角の切れは「胃熱」といい、
胃の働きが亢進しすぎることで熱をもつこと。
胃腸が比較的元気な方が、食べすぎてしまうことで起こります。
そんなふうに、顔を視覚的に見て、
からだの不調を診断することを「望診(ぼうしん)」といいます。
うちの望診用紙。

みなさまのお顔をジ〜〜っと観察してたら
望診してるかも・・・・
✴︎
話しはゴールデンウィークにさかのぼります。
今年は大阪に転勤となった製薬会社勤務の友人を訪ねて
大阪の街を案内してもらいました。
日がえりの旅だったけれど、
大阪で頑張っている友人の姿を見てホッとしたり
以前より行きたかった「安倍晴明神社」⛩️に参拝が叶いました。
江戸時代まで活躍した
陰陽師「安倍晴明」をお祀りしてある神社です。
陰陽五行の理論を学び
また、セミナーなどでそれを伝える身として、ぜひ参拝したかったのです。

安倍晴明は「学術技芸の神」のほか「安産の神」としても信仰されています。
この「孕み石」にお客様が孕むことを、そして安産をご祈念いたしました。

私も心願のご祈念をしてきましたよ✨
そして、、
お初の大阪グルメ?
「フレンチおでん」なるものに連れて行ってもらいました。
まったくフレンチおでんというジャンルを知らなかったのですが
難波っ子に人気らしく、まだ11時前なのにランチのための長い列を作っているんです!
チーズとデミグラスソースの「お好み焼き」
そして絶品!ポルチーニ茸ソースの大根煮込み


夕方18時には、友人に見送られサンダーバードで帰路へ🚞
駅弁を車内に持ち込んだのですが、
(駅弁というと添加物てんこ盛りのイメージしかない。。涙)
というわけで、
大阪駅でもつい構内のオーガニックストアに連れて行ってもらい
「シソとしらすの玄米弁当」を購入するわたし。
( 写真撮り忘れ、でも美味でした!)
つい、旅先でも健康的なものを選択することが身についてしまっていることに苦笑。
そんな5月ハイライト。
ここからいっきに夏がやってくる!!
備えて、みなさま胃腸のケアをぜひしましょう。
まずは
冷たいものを摂りすぎない
食べ過ぎない
よく噛む(自分に言ってます)
脂っこいもの、トランスの油は特に控えめに
そんなことからはじましょう。
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わたしの苦手な医薬品のひとつ
抗生物質。
もちろん、しかるべき時には服用するけれど
でも、むやみには手を出さない。
それはなぜかというと、
腸内細菌叢が一掃されてしまうから💦

少し前にラジオで小児科のお医者さんがおっしゃっていた。
抗生物質は腸に原爆を落とすようなもの。
悪い菌も死ぬけど、良い菌も全滅させちゃう。
だから免疫が落ちてしまう。
むやみに使っちゃいけないんです。
確かに日本では、医療現場での耐性菌が問題になっているし、
そもそも、ウィルス性の風邪など、
必要ではないときに乱用されているケースが多いとも聞く。
にしても「原爆
」っていう例えは強烈ですね・・・
✴︎
それに関連したお話しです。
体外受精の移植の際、良好胚を移植しても着床しない場合には
子宮内膜の着床能を調べる手段のひとつとして
「EMMA(エマ)」という検査があるのをご存知でしょうか。
子宮内膜に存在する細菌バランス
「子宮内フローラ」を調べる検査。
ひとそれぞれに、このフローラ=細菌叢のバランスが大きく違っていて、興味深いのです。
一般に、ラクトバチルスと言われる善玉菌が
90パーセント以上だと、子宮内の着床環境がベストと言われます。
EMMA(エマ)検査を行い、ラクトバチルスが少なかったり、
悪玉菌が優勢の場合、生殖医療では
「ラクトフェリン」という「膣座薬」を移植日直前まで入れるのです。

うちの薬局では、カプセルのラクトフェリンを扱っており、
この名前を聞くことも多くなってきたのではないでしょうか。
(ちなみに、大腸の細菌叢は子宮内の細菌叢とリンクするそうです。)
ところが・・
みなさん、多々勘違いされていることがあるんです。
それは、
ラクトフェリンが「乳酸菌」だと思っている
ということ。
違うのです。。
ラクトフェリンは、菌ではなく
人の母乳などに含まれる「タンパク質」なのです。
簡単にいうと乳酸菌のえさ
免疫を高めるほか、自分の腸内の乳酸菌を元気にして、悪玉菌を増殖させないようにする、というのがその働き。
◉腸内の乳酸菌などの
善玉菌を増殖させ
有害な細菌の増殖を抑制。
宿主に有益な効果をもたらす成分や食品のこと
⇩⇩⇩
これを「プレバイオティクス」といいます。
「ラクトフェリン」がこれにあたります。
ほか、野菜や果物、繊維など腸内環境を改善する食品なども。
そして、
「プロバイオティクス」とは
微生物、菌そのもの!
または、微生物や菌を含む食品 になります。
たとえば、ヨーグルトや麹菌などを含む味噌など。
他、乳酸菌の医薬品製剤なども。
特に、体外受精の移植前などは、
意識してこの2つを作り出す環境を整えましょう。
プレもプロも大切です。
腸活も菌活も大切ということ。

つい先日。
最高にグレードの良い胚盤胞を移植したのに着床せず、hCGもゼロだった!
という報告があり。
ちょうど3日前まで耳鼻科領域で抗生剤を飲んでいた。
そう聞くことがあって、、(むむーー
)
(もちろん原因はそれではないかと思いますが)
抗生剤をつかった直後は、原爆を落とされたあとなので
腸内細菌は焼け野原💦
特に、プロバイオティクスは存在しません。
環境をあらためて腸内というところかから整える!
ということ、思い出して記しました。
腸内環境を整えるともうひとつ、
いや、たくさん素晴らしいことが
ほかにももれなくついてくるんです
とても大切なこと。
また記しますね。
みなさま、良い連休をお過ごしください!!
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わたしの知人には、ヨガの先生が何人もいて、
度々レッスンをおすすめされるのですが、わたしヨガは続かなくて
つい通うのが億劫になってをやめてしまう
忙しい日常だからこそ、ヨガは大切。
すごくわかっているのだけど。
先日、そのヨガを教えている知人に、私の目下お気に入りの「おやつ」
ビューティーバーを差し入れしたときのこと。
エリカ・アンギャルさんプロデュースの「Beauty Bar」

その知人はわたしにこう言いました。
「こんな自然素材の良いお菓子こそ、ひとくちひとくち
マインドフルネスで食べるといいのよね。」
その言葉に思わず
私「マインドフルネスで食べるって??? どういう意味?」
友人
「わたしもそうだけど、島田さんも急いでごはん食べてるんじゃない?
仕事しながらご飯も食べてることもあるよね。
そうでなくて、最初のひとくちでも、
無になって考えずに味わうことかな。
つぶつぶ感とか、香りとか、歯応えとか感じながら・・・・」
その一言は、ふーーん、なるほどぉ〜と
その場を通り過ぎたのち、
それ以後、その友人のひと言は
1番わかりやすいマインドフルネスの実践となった
自宅に帰って、ご飯を「いただきま〜す🙏」をするときも、
今日来られたあのかた、今日あった出来事思い出し、
モヤモヤ、不安を抱えたまま食べ始めることもある。
ヨガの友人も、口のなかにあるものを飲み込まないうちに
次のおかずに箸をのばし、口に入れようとすることがあると。
あぁ!わたしもある。
みなさんはどうですか?
気持ちだけでも、ゆっくり味わいたいな。
そして、最初のひとくちだけでも、
マインドフルネスで
目を閉じて、お味噌汁を味わう。
味噌の香り、甘さ、ネギの香り、お汁の温かさ、脳が幸せを感じる。
これなら簡単にマインドフルネスを体験できる。

人と会うことや話すことのメリット。
時に考えもしなかった考えやアイディアに触れることができて、
ときに、自分だけの狭い思考の枠からの解放になる。
そしてヨガの友人に感謝。
今まで、マインドフルネスといえば=瞑想
「考えるな、感じろ!」(by ブルースリー)
「無になる、流す」
そんなイメージがわたしの頭のなかを締めていたから。
———————————————————————————–
※マインドフルネス(mindfulness)の実践はもっと深いものです。
評価や判断を手放し、わき上がる気付きの状態であったり
実際に、瞑想によって、不安や不快、ストレスに支配されるている
「扁桃体」の活動を緩やかにするという報告があります。
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そして、つい最近のこと。
妊活カウンセリングにて関わらせていただいている
鈴木レディスホスピタル様から、ご縁をいただき、
新しい出会いがありました。
それは、長年に渡り「こころのカウンセリング」を
担当されている臨床心理士の先生との出会いです
鈴木レディスホスピタル様のカウンセラー紹介のページ
⇩⇩⇩
https://www.suzukilh.com/counseling/
経験豊かで、素晴らしき先生だとは存じていたものの、
実際にお会いしてお話すると、
そのやさしき眼差しにほっとして包まれるような、
そんな暖かな佇まいを感じていました。
久々にゆっくりと、ポットに注がれたたっぷりのティーを
何杯もいただくぜいたくな時間

最初は緊張していたのですが、それも少しづつ緩み
(この機会に聞いておきたい!)
という気持ちが働き、妊活カウンセリングの現場で、わたしが困っていることや、
お客様、患者様への問いかけや回答について、先生からアドバイスもいただきました。
お答えいただいたことや、具体的なことは書けませんが、
やはり、私独自の凝り固まっている視点から解きほぐれるような、、
そんな気持ちになりました。
✴︎
これを読んでくださっているかた、
そして、治療を頑張っておられるかたへ。
カウンセリングはご自身の体験を言葉にすること。
ともすれば苦しい気持ちを伝えることもあるでしょう。
それは、とてもエネルギーがいるものだと思います。
それは十分に理解できます。
どうせ話しても現状は変わらない?
そうかもしれません。
でも、少しでも心が動いたり、
ふと気がつくと気持ちが楽になっていたり、
違う視点や、今の自分にとって必要なことが見えてくることもあります。
一歩踏み出して、お話してみませんか?
✴︎
週末は桜が満開のようですね。
1年で1番華やかな季節
だけど、意外にも、この陽光に、春の訪れに
気持ちがついてゆけない気分のかたは意外にもたくさん。
(うん、それわかります)
みなさまのマインドフルネスの方法、教えてくださいね。
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