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レトロ感が漂う四校記念文化交流館で
「女性と更年期」のお話しをさせていただきました。
看護師、助産師、薬剤師など
医療関係者も多く聴講してくださいました。
さて、
先週は体外受精の移植をされていた3名のかたから
メールやお電話で
「着床しました」
の第一報の報告を連続して受けました。
まずはここをクリアせなばならないのでとりあえずはホっとします。
一般的に体外受精の移植後の「着床判定」は、
初期胚の移植の場合は概ね14日後に、
胚盤胞の移植の場合は10日後に、
着床の判定があります。
石川県の専門病院の場合、
より正しくhCGの濃度を知るために
血液中のhCGの濃度でその着床の判定をすることが多いです
今回、着床されたかたのhCGの量はそれぞれに違い、
みなさん単一胚(1個の胚の移植)の移植ですが、
100〜1200くらい
とぞれぞれに違いました。
着床の喜びもつかのま。
「100ちょっとだと少なくないですか?」
「1200だとこの頃にしては多すぎはしないですか?」
みなさん、ネットで数値を検索して
「平均値」を意識されます。
そんな時は、こんなふうにお話しします。
例えば、子供の成長をとっても
身長の高い子、低い子、がいる。
後半でグっと身長が伸びる子もいれば、
ゆっくりとすこしづつ伸びる子もいると。
そんなデコボコした数値を足して割ったのが平均値だと。
とはいえ、hCGの数値が気になるのは当然のことですよね
でも着床がゴールではなく
無事に元気な赤ちゃんを産むこと。
そして、どんなに良い数字で着床しても
のち、胎嚢が見えてきても、
流産になることだってある。
ひとの命のチカラは、
データや数値だけでは推し量れないもの。
いつもそう思っています。
気にしすぎるとしんどいけど、どうしても気にしちゃうよね。
それもわかるんだ
でも、
いまは可能性を信じて待ちましょう