ネットのニュースでは、
2014年には生まれた赤ちゃんの21人にひとりが
体外受精で生まれてきたことを伝え、
同じく今日は、
夫以外の精液を使った体外受精の増加を伝えていました。
晩婚化が進み、
誰しもが「不妊」のリスクを背負う可能性がある昨今、
高齢でも産めるような体作り、
もっと突っ込んで、
卵子の老化を少しでも
遅らせる技術があるならばどれだけ良いだろう!
と誰しもが望んでいると思う。
先週、新大阪で行われた
「統合医療生殖学会」の記念すべき第1回に参加してきました。
その後半、
46歳、体外受精でご妊娠された奥様と、
50歳のご主人様が、
自分たちの症例が少しでも多くのカップルに
勇気を与えるならば、
と、ご好意によりご来場いただき、
インタヴュー形式の体験発表を
してくださったのです。
(プライバシーに配慮したお写真のアップの了承を得ています)
ショウキT-1の製造元「徳潤」の
アンテナショップである
大阪市内の薬店でショウキT-1や
ほか漢方を服用していたそうですよ
会場の薬剤師ほか医療関係者から質問が飛び交います。
そのなかで、
「46歳で妊娠するということはスゴいことですが、
1番自分がやっていて良かったと思うことは
どんなことですか?」
という質問に対して、
奥様が迷わず
「運動だと思います。運動の大切さをもっと知ってほしい」
と仰られたのが印象的でした。
また、ご主人さまも、
自分が協力できることは禁煙!というお気持ちから、
きっぱりタバコを止められたと聞き、
こんな身近なところにも
卵子、精子が少しでも老化、酸化を
起こさないようにできるヒントが
隠されているとつくづく思ったのでした。
運動するヒマがないの、、
そうですよね、、
それは私自身もいつも思っているのですが、
家のなかでスクワットとか、
腹筋とか、ラジオ体操だって
立派な運動です。
お金をかけずにできる妊活=運動!
かつ、ダイエットにもよし。
新たなチャレンジをしてみませんか?
私も来週は、初めてのチャレンジ!
人前で講演や講義をするときに必要なスキルを身につけるレッスンに参加してきます。
とても有名な先生にレッスンを受けるのですが、
自己紹介を参加者の前で2分で行うこと、
という宿題を与えられているのです
そのスピーチしている姿をビデオ撮影され、
その表情や話し方のクセ、声のトーンなどを
先生に指摘、直されるそうなんです。。
あ〜、怖い。
どんな年齢になっても
向上を目指し、私もチャレンジしていたい。
年齢になんか負けるものか!!
そんなことを思っています。
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今日はズイウン(家具、建築事務所)併設の
BOOKカフェに行ってきました。
地下にある穴場的なカフェでかなりゆったりできます。
そして、素敵な本が発掘できるお楽しみも。
ウィリアムモリスの書を発見。
植物文様を誕生させたモダンアートの父。
その表装がきれいで、ずっと見入る。
返却したくない気分になった
今年の夏は、ブログでも書きましたが、
多くのお客様が県外の病院に転院されました。
その理由は、やはり、
なかなか県内では受けられない検査があったり、
(例)子宮内膜炎検査
子宮の収縮をみるエコー動画
不育症領域の詳しい検査などなど。
また、誘発方法もけっこう違っていたりする。
そして、受精卵の着床前診断。
このスクリーニングに関して言えば
染色体異常がない胚を選別できるので画期的!
と思われるかもしれませんが、
胚盤胞に育っても、、
TEとICMの区別ができない初期胚盤胞は
そのまま検査にまわすことできず、
完全に拡張したものしか実は検査できません。
なかなか厳しい検査だと実感しています。
秋号、最新のジネコに、こんなにデカデカと
記事に出てました!
「着床前診断の現状」
英ウィメンズクリニックの塩谷理事長の記事です。
(うちにジネコ置いてあります、気になるかたは聞いてくださいね)
また、先週は各新聞紙面でも取り上げられた
「卵子活性化」
「ミトコンドリアの注入」による妊娠について。
これは、大阪にある生殖医療クリニック
HORAC(ホーラック)の
オーグメント療法といわれる治療のこと。
まだまだ臨床実験の段階のようですが、
自分自身の卵巣組織を採取して、
そこからミトコンドリアを抽出して、
後日、採卵の時にまたそれを卵子のなかに
自家移植するので、
第三者のミトコンドリアが介入する治療ではない。
よって、
倫理的な問題は生じないことが想定されます。
でも、、
金額が新聞記事に250万とありまして、
非現実的な治療費であること。。
治療やその技術が進み、
妊娠を願う女性の夢が叶う世になるのは
ほんとうに喜ばしいことですが、
もっと治療の成功率が上がり、
誰しもが手が届く治療になるまでには
まだまだ、時間がかかりそう。
たぶん今は普通に、
当たり前に行われている
体外受精や顕微授精も
30年、35年前にはそんな
恐る恐る、、
手探りで行われていた治療だったにちがいない。
ただ、それくらい、時間がかかって
少しずつ検証されても
良いのかもしれない
倫理の枠も少しづつ緩められ、
研究や技術の高度化にともなって、
情報の取り扱いも難しくなっている。
私は自分の言葉で、
どんなことをお客様に伝えてあげられるか?
☆
先週、最後のカウンセリングは
5回(稽留流産、科学流産を含め)の流産を
経験されてたAさん。
原因不明の不育症を乗り越え、
ようやく妊娠9週に来ました。
流産を繰り返し、繰り返し、、5回。
そんな最中でも、
彼女は、いつも口角を上げて
笑っている(ように努力していた)。
まだ若いのに、、
わたしには到底できない、と
いつも思っていた。
この妊娠が今回は継続することを
心から願っている。
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