石川県は金沢市で 妊活カウンセリング、漢方カウンセリング を通して
あなたの「心とからだ」を整えるお手伝いがしたい
漢方薬剤師、心理士、認定不妊カウンセラーの和みです
先々週は、妊活カウンセリングで東京、
先週は、福井での漢方セミナーで行い、
今週は、新大阪での子宝カウンセラーの会に出席
と、、
まるで走っているかのようなここ数週間
(その合間に弾丸沖縄も。。)
気のバリアをしっかり張って、
食べ過ぎないよう
寝不足しないようやっています
さて、
3月13日の大阪は
「子宝カウンセラーの会」で学んできたことを
お伝えしますね
今回の講師は、
大阪は夙川(しゅくがわ)と宝塚に
2つの婦人科、産科を開業されている
サンタクルスの吉田昌弘先生でした。
このクリニック、、、
もう、なにこれ?!ホテルっていうほど、、
ゴージャスクラシック!!(←そんな造語を作ってみた)
それもそのはず、
コンセプトはマタニティリゾートだそうです。
ゴージャス
堅実な(?)石川県人が見たら、
そこにそんなにお金かけなくとも、って
内心、感じるかもしれません
でも、理事長の吉田先生の講演を聴き始めたら
そんな不安(?)も一蹴され、
表向きな面だけでなく、
とてもしっかりとした「医療」に取り組んでいるのが伝わりました。
まずは、昨今注目をされている
「着床前診断」についての
サンタクルスさんでのスクリーニング検査方法について。
サンタクルスでは「オスカー法」といい、
胎児の首のむくみ( NT)と
母体の血清マーカーを組み合わせて精度を高め、
陰性陽性の線引きであるカットオフ値を定めているとのこと。
OSCAR法
その流れで、
「よく行われているクアトロテストは、あまりおすすめしません。
あれ、高齢のかたが行うと陽性率が高くなるんですよね。」
とおっしゃったこと、私も心のなかで大きく共鳴
いままで数名のかたが基準値よりはるかに高い陽性率となり
ヒヤヒヤ、ドキドキし、羊水検査まで及んだけど
赤ちゃん染色体には異常がなかった!
というケースがあった(よかった!)
でも、あれはほんと、心臓に悪い。
また、NIPT(新型出生前診断)についても勉強。
その判定の原理を知る。
次のトピックは、ちょっと話が重くなりますが、
産婦人科が抱えるリスクについて。
これは、同じく妊婦が抱えるリスクとも言えます。
実際にあった症例を紹介しながら、
妊婦がどんなに経過が良好であっても
予期できないリスクが起こり得る
ということをあらためて実感。
私がスライドを見ていて、
脳裏に思い出されていたのは
人気ドラマ「コウノドリ」の一場面。
医療者と妊婦、その家族の心の葛藤でした。
母子間輸血症候群)
胎盤早期剥離)
癒着胎盤)
高齢妊婦に多くなるという癒着胎盤。
胎盤の絨毛組織が子宮壁面(脱落膜)にベッタリくっつき、
侵食されることによって起こる。
分娩直後、胎盤が剥がれずに分娩後出血過多となったりする。
妊娠前から、子宮を
元気に、プリプリに!
整えることの必要をやっぱり感じた。
(でも、やっぱり早く宿し、早く産むことがベストなのはいうまでもありません)
吉田先生いわく、
産科医は
なにか大きな問題があったとき、
幸せな妊娠生活から一変して
「天国から地獄」を味わう性質がある。
訴訟を起こされるのが1番多い科でもある。
とした上で
それでも、生まれ変わったらまた産科の医者になりたい
とおっしゃったのがとても印象的だったな。
産婦人科医の深刻な不足も講演の話のなかにありました。
それでも、ほら、日本は世界に比べて(米国に比べても)
妊産婦死亡率が低いのね。
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辛いこともいっぱいおありなんでしょうが、
良いご縁に恵まれ、
これからもたくさんの赤ちゃんを産むサポートに
ご尽力されて欲しいなぁと思いました。