先週末、遅ばせながらも
カンヌ映画祭でパルムドール賞をとった
「万引き家族」を観てきました。
キャッチは「盗んだのは家族の絆です」
家族、絆、幼児虐待、貧困、JKビジネス、不正年金受給
とにかく、、この映画にしこまれた問題提起の数は多すぎて
胸がキリキリ、ヒリヒリしているうちに
映画は終わってしまった。
ひとりひとりの役者さんの演技も圧巻。
あんな家族はありえんわー。
って終わるのではなく、、
家族を構成するひとりひとりの社会的な弱さ、もろさ、脆弱さは
決してまったく無関係な話ではないよなぁ。
と思いながら。
お盆をむかえるこの頃は、
毎年、旦那様の実家に帰るのが憂鬱で、
ブルーになっているかたが多いこと
昨日も、お客様のKさん、
お姑さん常連のお寿司やさんに連れて行ってもらった時、
「息子さん夫婦?」とお店の人に聞かれ、
「そう、まだ子供はおらんのよ」
と、まったく聞かれてもいない余計な一言の回答。
哀しく、苛立ったと
きっとお姑さんとて、悪気はなく、
挨拶代わりに言ってるのでしょうけど
孫がなかなかできないのは、今日び
自身の息子さん側の要因の可能性もある
ということに少しでもイマジネーションが働けば、
こんな発言は容易にできないのかもしれません。
そういう意味では、先々週NHKで放映された
ニッポン精子力クライシス
は、内容も濃く、
多くのひと、男性にも知ってもらいたい内容でした。
特に、見た目の運動率などは正常でも
DNAが損傷している精子が多い場合、
妊娠に結びつかない
ということも明らかにしており
食や生活スタイルの改善も大事なことも伝えていましたね。
DNAの損傷が22%を越えると自然妊娠しにくい。
今日は、無精子症のため、
ずっとホルモン療法をしていたご主人から
わずかに精子が出てきて、
やっと2個の受精卵ができた!
という報告がありました!!
奥様は卵子のみの採卵を黙々と続け、
可能性を信じ、この日を待ちました
ここまでよく頑張られました。
みんな自分のDNAを未来に繋げたくて頑張っている。
いや、
そんな難しいことを考えているわけでなく
ほしいのは 絆 なのだ
と思う。
✳︎
最後に
今日は、Mさんが語ってくれた夢が
可愛くて、ほのぼのしてて、
いつまでも心にジワジワとしている。
「 子供が生まれて 少し大きくなったら
ショッピングセンターに行って、
お昼はフードコートで、
2人で 『お父さんにはナイショだよ』
とか言って
ラーメンとか アイスとか 食べたいんです。
それがささやかな私の夢なんです。
ほんとにささやかですけど。」
ささやかでも最高。
叶えてほしいな。その夢
それぞれのお盆、良いお盆、迎えてくださいね。