もう数年前のこと。
膣カンジタを繰り返し起こしていて
強いかゆみがある
かつ
体外受精の移植を5回行っているのに着床しない
という41歳の女性に
1)甘いものやパン少し控えること
2)発酵食品を摂取すること
3)オメガ3のサプリを摂取してもらうこと
を実行してもらった結果、
なんと!!
自然妊娠されたかたがおられたんです!
上記の3つのことを行うことで
改善されると予測できる因子は
「腸内環境」だと思うんです。
腸内環境は昨今、その重要性がわかってきて
腸内環境が悪いと免疫やアレルギー、
うつや自律神経系にまで
影響が及ぶことが知られています。
そして、ここ1〜2年で生殖医療でホットな話題は
いままで無菌だと思われていた子宮にも
細菌は存在し、その細菌叢は膣とはまた違ったバランスで存在し、
その細菌叢のバランスによって
大きく妊娠能が違ってくることがわかってきたようです。
そして、、
子宮内細菌叢がラクトバチルス(乳酸菌の一種)が
優勢に(90%以上)なっているほうが
あっとうてきに着床や、妊娠継続率に差がでたという
研究報告があります。
Moreno I et al., Evidence that the endometrial microbiota has an effect on implantation success or failure. m J Obstet Gynecol. 2016; 215: 684-703
具体的には、
ラクトバチルスが
90%以上の女性の妊娠率 70.6%
それ以下だった女性の妊娠率 33.3%
ラクトバチルスが
90%以上の女性の生児獲得率 58.8%
それ以下だった女性の生児獲得率 6.7%
こんなに差があってもいいのか?!と
驚く結果になっているのです。
とはいえ、上記のデーターではまだまだ
この試験に参加したかたの分母が少ないため、
その信頼性は完璧でもないのかもしれない。
しかし、ますます研究が進んでくる分野ではあると思っています。
やっぱり、日本古来の食に原点回帰
発酵食品、味噌汁、漬物
日本人は日本人のやりかたで体内の乳酸菌を増やしましょう。
腸は全身の状態とリンクしていると私は思っているので
きっと子宮にも良い影響を与えるはず!
⭐︎
昨日は土曜日で、終始カウンセリングが混み合っていたけれど
最後のカウンセリングのご夫婦の妊娠が判明〜!
ほっと脱力したけれどまだまだここから。
今度こそ、今度こそ、と祈る気持ちです。
そして、今日は、ずっとずっ〜と楽しみにしてきた
作家さんの個展を見に、gamadanへ(石田屋さん)。
伊藤剛俊展。
(なにげに陶芸を見るのが好き)
金沢の個展は穴場だったみたいで、
大きなデパートなんかで開催されるときには
列ができたり、整理券がでるらしい。
益子焼きなんだそうですが、、、
これ、わたしの持っている益子のお皿⇩
(上に乗っているのはケークサレ)
今回のは、わたしの持っている益子とはまるで違う!
まるでアンティークな雰囲気を醸し出しています。
薄手の磁器に掻き落としと呼ばれる技法で造られているのだそうだ。
この茶の部分に金彩で色が塗られたりします。
gamadanさんの店舗も素敵ですよう。
まるで蓮の花の花びらように波打った茶器。
汲出しのなかの白は「銀彩」です。
(これをキバってお持ち帰りすることに)
こちらは予算外のため見送り〜〜〜⇩
美しいなぁ、フォルムがうつくしすぎる!!
こんな好きなものを見るだけで
私は脳が(シアワセ)というから
単純な生き物なのだと思う。
でもそういうのって大事だと思いませんか?