今日は日本薬学会の市民講座がポルテで開催。
ほぼ、日本産の生薬が絶滅に瀕している危機のなか、
なんとか、この石川産の漢方を!
という想いで、研究と実践に頑張っておられるかたがいます。
それは、金沢大学は薬学部の佐々木先生。
今日はその佐々木先生の講演を聴講しに行ってきました。
私もこの活動を支援したいと思っているひとりです。
そして、今日はさらにもうひとつ、
ある私的な会合に参加してきます。
そこで、参加者様らと「価値観の贈り物」をしあうため、
「運命を変えた一冊の本」
を持参しなくてはならない(とのこと)
そして、なぜその本を選んだのかも発表するらしい。。
こんな難しいお題があることを最初から聞いていれば参加しなかったのに、、、
という後悔もあとのまつり。
数日悩みに悩んで、
私が30代のなかばに読んで、大きく感銘を受けた
「日日是好日」(森下典子著)を持参することにした。
みなさんは、日日是好日(にちにちこれこうじつ)
という禅語を一度は聞いたことがあるでしょう。
そして、多くの方が(私も)、こんな解釈をする。
どんな日でも、悲しい日でも、
心の見方を変えたり、
気持ちの持ちかたで、良い1日(好日)となる。
たぶん、それも間違いではないのだろうが、
それは 浅い解釈なのだ、
ということをこの本を読んで体験する。
茶道をやっていなくても、まったく関係なく楽しめます。
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先週は、新規のお客様が多く
20代〜40代のなかばのかたがカウンセリングに
来てくださいました。
今週、出会ったお客様たち、
みなさん、深く、深く、
自己と向き合っているかた
そして、
後悔のない、生き方を自分で選ぼうとしている。
私はただただ、感心していました。
具体的には、
ここまでトライできたので、あとはここまで、
と心の区切りがついているかた。
自分が食事のことを適当に、おろそかにしていることを悪いと思っている。
そして、時にそれを自身で責めている。
これから、どんなことをすれば良いのか教えてほしいと言われたかた。
それぞれに、心になかに大きな不安を抱えていながらも、
「いまここ」
限りある時間を大事にしている。
いま、やれることを一生懸命考えている。
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さて、、
冒頭の日日是好日の言葉が示す深い解釈に戻ります。
目の前に現実が
喜びであろうと 悲しみであろうと
ただ いま この一瞬を
精一杯に生きる
(自分の心に偽らず)ありのままに生きる
という生き方、
あるいはその境地のこと。
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もうすぐ桜が咲きますね。
私はいま精一杯生きているかな。
きっと生きている、
そう思う。
泣いたり、笑ったり、怒ったり、日々忙しいけれど