漢方薬局の片隅で

日々の子宝カウンセリングのなかで「心が動いたこと」「伝えたいこと」を中心にアップ。
タマゴのち天使

たいのうが見えたのに育たない

2013年08月31日
テーマ:生殖医療

石川県は金沢市で 子宝相談 を通して

「ご夫婦の幸せづくりの応援をさせていただきたい♡」

と願う 漢方薬剤師,認定不妊カウンセラーの和みです

 

 

ご妊娠判明の直後、

妊娠7週で心拍が見えず、、8週になっても見えず、、
 
あれ、おかしい。
 
 ネットで検索して
うすうす気がついて来たときに、とつぜん先生から
 
「これ以上待っていても成長しないので、今週手術しましょう」
 
と言われてとても戸惑い、
 
はい、わかりました
 
と、すぐに手術するという現実に、頭がついてゆかず

うちにTELがあり

ご相談に見えた方が先週いらっしゃいました。

 
その方が、非常に憤慨、そして、悲しい思いをされたのは、
実は「流産」という現実だけではありませんでした。
 
気持ちのうえで整理がつかないので、手術を一週のばしてほしい」
 
「自然退出(自然流産を待つということ)を待ちたい」
 

という意向を伝えると、

 

電話に出られたナースの方から、
 
あきらかに(面倒な患者)だなという意思と対応が伝わったこと、

その後ろで、そのやりとりを聞いていたと思われる

ほかのナースの笑い声がしたこと

それに傷つき、怒りの感情を持たれた、とのことでした。
 
 
医療人としての対応に、というより、

女性として、人間として、残念に思うのは私だけ?
 
毎日、通常の業務を正確にこなすだけでも
看護師さんのお仕事はハードであり、
ドクターと患者さんとの間に板挟みで
心身ともにお疲れであろうと思う。

それは十分に理解しているけれど、

流産をしたということが急に受け入れられない、
という患者さんの

気持ちがどんなものか、

どんなに喪失感を持つことなのか、

ということを

もう少し『立場に立って』考えてあげられれば良かったのにー

と、、

残念に思った。

 

さきほど「自然退出を待つ」

という選択肢があることを書きましたが、

最近はこんな方法も多いなぁと感じています。

 

それを次回のブログで!

 

さて、、

 

いまから東京に出張にいってきます!

 

みなさん良い週末を!!

 
 
 
 
 

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