漢方薬局の片隅で

日々の子宝カウンセリングのなかで「心が動いたこと」「伝えたいこと」を中心にアップ。
タマゴのち天使

甲状腺機能低下とヨード

2018年12月19日

 

 

【年末の営業日の訂正】

11月末にアップした年末営業日のお知らせでは

29日まで営業としていましたが、

30日(日曜)も日曜返上で営業することとなりました!

駆け込みオッケーです

もちろん漢方、妊活カウンセリングも。

ご来店お待ちしております。

 

 

さて、今まで、このブログのなかでも

度々、甲状腺機能と妊娠 の関係性について触れてきました。

 

 

私は、橋本病(甲状腺機能低下症)なのですが、

妹も同じくそうであり、

私の母も甲状腺がんの既往歴があって

甲状腺機能というのは、家系性、もしかしたら遺伝子レベルで

起こる要素があるのでは、と言われています。

 

そして、さらに私の親戚(女)も

甲状腺の病気がきょう、発覚したのです。

まさに家系性。
(だけではないと思うけど)

 

 

着床障害や不育の検査項目のなかにも

「甲状腺ホルモン」

の数値をチェックすることがスタンダードになってきた昨今、

ほんとうに、この甲状腺機能の数値に

「あれ、、ちょっと治したほうがいいね

ってチェックはいるかたが多いということを感じています。

 

 

甲状腺ホルモン低下症のかたは、

着床しにくかったり、

流産率が上がったり、、

という要素も若干あり、危惧されるところです。

 

そして、、

 

甲状腺ホルモンの仕組みって複雑なんです

 

機能低下によって、

甲状腺ホルモンが血液中に不足しているのに、

甲状腺ホルモンである「ヨード」を積極的に取ろう!

って過剰摂取すると

な、なんと!!

 

余計に甲状腺ホルモン合成が低下し、

機能低下症のような状態になってしまうのです

(Wolff-Chaikoff効果)

 

私の問診では地道に、

「昆布で毎日お出しを取っていない??」とか

聞いたりして、ヨード(ヨウ素)の過剰摂取がないか

聞いたりしています。

 

 

お正月に美味しい「この子」も食べ過ぎに注意ね。

 

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そして、ここからが本題。

 

冬のこの時期、

風邪の予防でうがい薬を使用しているかたにも

注意を促したいと思います。

 

例えばですが、

イ●ジンうがい薬 とか、のどイタに使う殺菌用の液体も。。

けっこう、ヨードがけっこう多く含まれますのでね。

 

昆布1食(5g)当たりヨード含有量10mgとすると

イ●ジンうがい液さんはヨード含有量15mg含有。
(うがい液を2ml使用で)

 

でも、もちろん、うがい液をゴックン!って

飲んでしまうことは当然ながらないですからね。

そんなにも心配することはないとは思いますが、念のため。。

 

 

そして、それらは使ってはいけないということでなくて、

連続して使い続けるということに

リスクがあるということですので

誤解のないようお願いします。

 

知人の子宝相談を行っている出雲の薬剤師さんも

このことを注意喚起されていたので

わたしも!と思い立って情報をシェアさせていただきました。

 

 

先日は、知人のお花やさんが行うワークショップで

しめ縄を作ってきました。

 

たまにはこんな息抜き良いですね〜。

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