もう今年も残すところ2週間となってしまいましたね。
家の掃除も、年賀状も、まるで何も手をつけていないことに
だんだん焦る今日この頃
今年は、大事なかたへのお歳暮はなにかと安心な秋川牧園のポークを。
そして、自身には、お正月に生薬をいっぱい詰めてサムゲタンを作ろう!
そう意気込み、やはり秋川牧園の
抗生物質など薬品不使用で飼育した丸鷄を一羽、オーダーしました。
年末に届く予定で楽しみ♬
昨今、無農薬の野菜や果物への関心が
わたしの周囲でも高まっています。
そんななか、
今年の10月30日に発表されたハーバード大学の研究チームの
下記の結果がアメリカでは話題になっているという記事を発見。
(Chiu YH, et al. JAMA Intern Med. 2017 Oct 30)
それによると、
高残留農薬作物を多く摂取したグループは、
妊娠率および出生率が有意に低下していた。
というものです。
この研究は、不妊治療を受けている女性325人を対象にしたもので、
それぞれが普段食べている野菜・果実をもとに
米国農務省の農薬データプログラムの検査値に基づいて、
野菜・果実の種類ごとに低〜中~高の農薬残留の度合いを分類し、
「高残留農薬」摂取グループから「低残留農薬」摂取グループまで、残留農薬量によって4グループに分け、その後の妊娠率・出生率を比較したものだそうです。
(直接、尿や血液中の農薬濃度を測定したものではないということです。)
結果、高残留農薬作物を多く摂取したと思われるグループは、妊娠率および出生率が有意に低下していたとの結果になったとのこと。
わたし、思うに、
こういう研究がハーバード大で行われること自体、
残留農薬は生殖毒、生殖に影響がある
とあらかじめ予測されていて行う気がしています。
この研究チームは、2年前には、
「残留農薬による精液の質の低下」についても
報告しているそうです。
(Hum Reprod. 2015 Jun; 30(6): 1342–1351.)。
普段、スーパーなどで購入する野菜に
どのくらいの農薬が残留しているのか?
個人で検出できる方法、目視で確認できる方法、ってないのかなぁ?
といつも思っているわたしにも、
上記の研究発表はショックでした
有機野菜や無農薬野菜って、種類があまりないし、
販売しているお店も少なく、
しかもやや高めだしね。。
そんなことを思っている最中、
本町ストラット(気になった方は自身で検索してみてね)さんに
お声がけいただき、先週は有志で実際に農業の第一線で頑張っている
「農業女子」を囲み、農業についての勉強会に参加してきました。
講師は能美市で自然栽培でお米や野菜を作っている「宮田農園」さん。
ありがたいことに、
私はここの無農薬栽培、化学肥料不使用の
お米を購入させてもらっている。
勉強会では、予想はしていたものの、聞いていたものの、、
一般的な慣行栽培のお米を作るのに
使われる農薬、使用の頻度に、ため息。
一例として、お米を育てるスタートライン、
種もみ、発芽、のときから、ネオニコチノイド系の薬品で消毒。
かたや、自然栽培は60度のお湯に浸透させて自然消毒だという。
なぜ、そうせざるを得ないのか、
という一般農家さんの悲哀を知るきっかけにもなる。
自然栽培のお米の収穫は毎年ごくごくわずか。
その、負けない執念ともいえる生育方法を聞き、新たに感謝の念。
大事に大事に食べます。
その宮田農園さんの水田には、
今年の夏、餌をさがすために、こうのとりが舞い降り、
紙面でも話題になった。
もちろん!
農薬がすべて悪いわけではないことは十分承知しており、
それが必要な場合だってある。
そして、農薬を使わずに、おいしいお米を作るのが
どんなに大変なことかを知ったいま、
誰が継承してゆけるか、ということも大きな
問題でしょう。
だけど!石川は羽咋市が、
お米の自然栽培で町おこしに成功した例もある!
どんどん自然栽培を学ぶために
若いかたが移住しているとの朗報も聞く。
みなさんにも、もっと無農薬野菜やお米について
興味を持って欲しい
そう思っています。
また店頭にてお伝えしますね。