卵子と精子の基礎知識
卵子
排卵し受精するのに最適な卵胞の大きさ 20〜22mmほど。(卵子自体の大きさは0.2ミリほどです)脳下垂体からの「排卵しなさい」という命令(LHサージといいます)があると、16〜24時間ほどで排卵すると言われています。 卵子発育日数は12〜18日間くらい。卵子の寿命は排卵後12〜24時間(意外に短いのです) 卵胞チェックなどで婦人科にかかるとき、E2という項目が記されていることがあるでしょう。これは主に生理3日目と、排卵間近に測定する値で、卵胞の状態をチェックすることができます(詳しくはお店で説明しています)
卵管
卵管の長さ:7〜13cm。卵管の太さ:子宮側からみて、最初の部分の内径が1〜2mm、次に続く卵管狭部で2〜3mm、次に続く卵管膨大部(精子と卵子が出会う場所)で7〜8mmくらいで、この膨大部を過ぎると卵管采(卵子をキャッチする漏斗部分)があり、腹腔へと開口しています。
子宮内膜
着床に適している子宮内膜の厚さは9mm以上と言われます。一般的にクロミッドなどの排卵誘発剤を長期に続けていると、内膜が薄くなり着床しにくくなることもあります。
精子 (WHO第5版の最新データーです)
男性の自然妊娠に必要な最低条件(検査のたびに変動します) 精子濃度:1500万/ml(標準6000〜2億) 総運動率:40%以上(標準70〜90%) 精液量:1.5ml 前進運動率:32% 精子形態(正常形態):4% 精子の寿命は3~5日と言われます。しかしこれも個人差があり、2日くらいの人もいれば1週間くらいの人もいるようです。もちろん、加齢による老化も大きな影響を受けますが、ストレスが強いと精子の運動率や数にも影響すると言われています。 また、「禁欲期間を長くして ためると精子が増える」のは過去の迷信です。むしろ精子DNAの酸化ダメージが進みます。