2022年 12月30日
今日が仕事納めです。

10年近く前のことです。
40代で不妊治療をされているTさんは、
石川県内での治療で手を尽くした感があり
県外のとある有名な生殖医療を行う病院を初診で訪れたときのこと![]()
手渡された治療に関するパンフレットの冒頭に
こんなドキっとする「ひとこと」が書かれていた。
そのドキッとする「ひとこと」とは・・・!![]()
「当院は今まで行って来た治療の復讐をする場ではありません」
![]()
復習じゃないですよ、「復讐」です。
そんな文言が書かれており、衝撃を受けたと。
しかし、
何年にもわたって、何回も何回も
体外受精などの高額な生殖医療を行い、
結果が出ずして、転院を決める場合(しかも県外)
今度こそ、ここで妊娠するんだ、成功してみせる![]()
そんな心理が働くのは当然のことであり
そのこと自体はいっけん表向き、ポジティブに見えます。
しかし、その裏には
今までダメだった結果を、
使ったお金、時間、労力を無駄にしたまま 終わらすことは悔しい。
という
「悔しさ」が動機となっている部分もあるのではないでしょうか。
それがモチベーションだとすると
そこでも結果が出せなかった場合
さらに大きく心が揺らぎ、傷を負ってしまうリスクがあります。
にしても。
そんな患者さんの心理を察しての、
このクリニックのパンフの文言だったのでしょうか。
(現在はこの文言が書かれているかはわかりません)
陰陽論の表裏一体の例えでもあります。

元の軸に戻りましょう。
自分はなぜ妊娠したいのか?
なぜ私は赤ちゃんが欲しいのか?
その時大切にしたいのは、
あくまで「わたしは」という自分主体です。
◉友人たちが次々と子供を授かっているから
◉両親を喜ばせたいから
◉この子に兄弟を作ってあげたいから
この気持ちはとてもよく共感できますが、
「わたし」が主軸ではなく
他者が主軸となって生まれる想いです。
それは 他者の人生を
他者の期待を満たすために、生きていることになるのではないでしょうか。
さて、
今年はたくさんの心理に関する本を読みましたが、
アドラー心理学の真髄について書かれている
「嫌われる勇気」
10年近く経過してもベストセラーですね。
こんな本ってなかなかない。

このなかの「承認欲求」について、
アドラーはなぜ承認欲求を否定しているのでしょうか?
「承認欲求」とは
他者の評価を気にすること
ひいては
他者の欲求を満たすために生きるということでもある。
それはやっぱり「自分主体」ではないから。
皆さん、引き続き、
自分の人生を生きよう。
自分はどうしたい?
自分はどう思う?
人生の主役は あなたです。
✴︎
今年1年も、漢方カウンセリングでお世話になりました。
このブログはよく県外や海外のかたも読んで下さってたびたびご連絡や感想をいただきました。
私の発する言葉が、どこかで知らない人とも繋がっている。
影響を与えあっている。
心よりありがたく思っています。
どうぞ良きお年をお迎えください。
