ジメジメ、蒸し蒸しのこの季節。
私も苦手です。
特に、低気圧がやってくる前の頭痛
雨が降りそうな前日は頭が重い・・・
と思っていたら、
だんだん痛みに変わってゆく・・・
そんな女性のかた多いのです。
あのズキズキはほんと辛いですよね
これ、実は漢方である程度ケアできるんです。
低気圧頭痛が、起こりやすい体質は「水滞」(すいたい)のタイプ。
=からだのなかの水分が貯留しやすいかた。
足のむくみや、水分を摂取するわりに汗などかきにくく
組織に水が滞留しやすいタイプに実は低気圧頭痛が多いのです。
もうちょっと補足しますね。
雨がふる前日には、低気圧が発達してきます
気圧が低いとき、わたしたちのからだは
浸透圧を保つために、
血管を拡張させてふくらませるのです。
山登りをしたとき、
山頂でポテトチップの袋のなかの空気が
気圧でパンパンに膨らむ現象をご存知ですか?
これと同じことがわたしたちの脳内でもおきています。
脳のなかの血管が「拡張」する。
↓↓↓↓
周囲の三叉神経を圧迫して痛む
↓↓↓↓
浸透圧の関係で血管内から細胞へ水が漏れ出て、さらに脳を圧迫!
↓↓↓↓
頭痛だけでなく頭重、めまいの原因にも。
こういった頭痛の相談は最近ほんとうに多いので、
今日はその治し方もしっかりお伝えしますね。
何度も言いますが、
血管が収縮して痛むのでなく「拡張」して痛むのです。
拡張していては神経を圧迫するいっぽうなので、
収縮(ちぢんでもらう)必要があります。
ここで、温めたりマッサージしてもあまり効果がなく
こんな場合はむしろ頭を「冷やす」こと。
冷たい緑茶やアイスコーヒーを飲むと
血管が収縮するので、それも効果があるでしょう。
もうひとつ。
血管を収縮させるのは、甘いものでなく「塩」
体に良いミネラルを含んだお塩を少し舐めるとより良いでしょう。
そして!
あとは漢方を持っておくとさらに心強いです。
むくんだ脳の水をさばくもの。
滞っている水を利尿させて
痛みをやわらげる漢方処方があります。
だから、低気圧頭痛は「水滞」タイプのかたが起こりやすいというわけなのです。
※五苓散(ごれいさん)が有名ですが、実は痛みの改善の体感、、
意外にわかりにくい処方かもしれない。。💦
(こちらは個人個人で違うのでご相談くださいね。)
ほか、血管が拡張する性格的な要因としては、
日頃からストレスが蓄積しているひと。
どうか、切り替え上手になってほしい。
そして、チーズ、ワイン、チョコレートも偏頭痛を起こしやすい食品です。
(美味しいものばかりですね)
食べ過ぎに注意ですゾ
では、漢方カウンセリングでお会いしましょう。