不妊症と漢方
病院の治療できること、できないこと
近年の不妊治療の発展はめざましく、体外受精で産まれてくる赤ちゃんは年間1万5000人以上と言われています。
しかしながら、割合で言うと15〜20%の成功率であり、
体外受精の場合は、自然妊娠に比べ流産率がかなり高いことに、どの病院も苦慮をしている状況です。高度医療の発展はありがたいことでもありますが、やはり限界もあります。
そしてまた、妊娠に関して、治療できること、できないことがあります。
病院でできることは、
1)不妊の原因をみつけること
2)排卵を誘発すること
3)女性ホルモンを一時的に補充すること
4)妊娠のタイミングをあわせること
5)子宮ポリープや卵管癒着などを治療すること
6)受精の手伝いをすること
一方で、病院ではどうしてもできないことがあります。それは
1)卵子の質を高めること
2)着床しやすい子宮内環境を整えること
3)女性ホルモンのバランスを整えること
などです。病院でできないことは、あなた自身がしていかなくてはいけません。
そして、それこそ、食事や生活スタイルを見直し、漢方やサプリメントなどの力を利用していく「妊娠しやすい体づくり」なんです。