石川県は金沢市で 子宝相談 を通して
「ご夫婦の幸せづくりの応援をさせていただきたい♡」
と願う 漢方薬剤師,認定不妊カウンセラーの和みです
おかげさまで、
30日で最後のカウンセリングを終え、
言い忘れ、伝え忘れ、抜けていることはないか、
配送もれはないか、メールの返信忘れはないか、
ドキドキしながら、
家族との忘年会に向かいました。
☆
今年最後のカウンセリングは、、
11月にご妊娠の報告をいただいたものの、
残念ながら3度目の流産をしてしまった、という
辛い報告でした。
次の妊娠に向けて、希望を繋いでくれているものの、
それは重く、うかない表情。
聞くと、その裏には
治療をがんばっている自分への
ねぎらいの言葉、
優しさ、思いやりの言葉、
もっと、旦那様にかけてほしい。
流産した心や体の傷よりも
枯渇しているのは、旦那様が示してくれる
自分へのやさしさや愛!
そんな彼女の心の声が、
私の頭のなかでずっと反響しているみたいでした。
☆
今年、2人目の妊娠を希望されて、
うちに来られた方が、
こう伝えられたのが、印象的でした。
まわりが、周囲の家族が、
もうそろそろ2人目だね、
って 最近よく言うんです。
だから、自分もその期待にこたえなくちゃ、
って思って。
でも、本心は、一人目の子の子育てが大変で、
思うようにいかなくて。
ぜんぜん2人目のこと、考える余裕がないんです
☆
また、ある40代のご夫婦のご主人は、
何度チャレンジしても
結果が出ず、肩を落とす奥様に、
「 オレはこのまま(2人)でも十分に幸せだぞ 」
と声をかけ、プレッシャーをやわらげてくれるそうです。
その言葉を聞くたびに、
(このひとをパパにしてあげたい)
その想いが強くなり、
よけいに辛くなる、
そう言われました。
ほんとうに、、いろいろなケース、
さまざまな状況に直面しているご夫婦の
ご相談をさせていただき、
私自身、今年もいろいろなことを
考えさせられる1年でした。
☆
心理療法のひとつに、
ゲシュタルト療法、という心理療法があります
難しいことは私自身も、まだ学びの過程であるので
詳しい話は避けますが、
創始者のゲシュタルトは、彼のワークショップなどで、
よくこの「詩」を読み上げることを好んだそうです。
今日は、この詩 と
私の勝手な詩の解釈 をもって
今年最後のブログを締めくくりたいと思います
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ゲシュタルトの祈り
私は私のために、あなたはあなたのために生きる
私はあなたの期待に添うために この世にいるのではなく
あなたも私の期待に添うために この世にいるのではない
私は私 あなたはあなた
もし 私たちが偶然に出会うならば それは素晴らしいこと
もしそうでないのなら それもまたよし
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(私独自の、私の好きな解釈)
私たちは(夫婦であっても)別々の人間であり
それぞれが自分自身のために生きているのです。
誰かの為に生きる必要も無く、
ましてや犠牲になる必要なんてありません。
何よりも先ず自分自身を大切にすること。
このような自立的な生き方を前提とした上で、
さまざまな人間との関わりを持つことも、素晴らしいこと。
広い世界の中で全ての人と知り合い、関わりを持つ事は不可能なこと。
だからこそ同じ時代に生まれ、
限られた時間、空間の中で出会えること自体、
それは奇跡的なことなのかもしれません。
それが誰であっても。
自分にとって、どんな人間でも。
出会えることが奇跡的であれば、
出会えないというのもまたご縁。
それはそれでいい。
☆
さて、、今年もあとわずかとなりました。
あなたはあなたのままで。
今この時間を大事に、大切に過ごしてください。
今年、関わることができたすべてのかた、
すべてのご縁に感謝して。
1年ブログを読んでくださって、本当にありがとうございます。
また来年からもおつきあいくだされば幸いです。
島田和美
2014年 大晦日