石川県は金沢市で 子宝相談 を通して
「ご夫婦の幸せづくりの応援をさせていただきたい♡」
と願う 漢方薬剤師,認定不妊カウンセラーの和みです
11回目
この数字は、Tさんの体外受精の治療で行ったトータルの移植の回数。
この11回目の移植にて
Tさん(39歳)は先週、ようやく
この3月、赤ちゃんの心拍まで
たどり着く事ができました。
(ブログ掲載の了承を得ています☆)
11回の移植の回数というのは、
移植を数回した経験のある方には、
どんなに忍耐がいることか
(そしてお金も)
打たれても 打たれても
前に進もうとする気持ち
それだけでなく、
ご主人の理解や、
移植できるだけの「卵子」を回収できる
ということが絶対条件です。
Tさんが治療を受けいたのは
石川県でなく
神戸でとても有名な不妊治療の病院でした。
その神戸の病院では、
採卵で複数の卵子が採れた場合、
初期胚のみ
胚盤胞のみ
の凍結ではなく
初期胚は最低は1個のこして、胚盤胞まで培養する
ということが多かったようです。
11回目は
そうやって何度もトライして採ることが出来た
初期胚の移植と胚盤胞の移植
という2段階移植 でした。
いろいろな職業がありますが、、
彼女は(とりっわけ!)ハードなお仕事をしている方だったので
神戸での治療とのかけもちは
さらに 疲労を積み重ねることになっているのでは?
とこれまでにも お伝えするも、
仕事をしていないと金銭的にも、
自分の通院したいところへ
治療にも通えない、と。
(それもそうだよね。)
本当にこうおっしゃられる方が多いです。
卵巣年齢(AMH)の数値も0.6以下
卵子もあまり採れなくなってきていて。
「そろそろ もうこれが最後の治療になると思います。」
Tさんがそう言われたのが2月。
そこで、神戸のクリニックの女医さんが、
「同じことをしていてもダメだし、少し仕事を休んでみてはどう?」
と打診してくださったとか。
(↑こんなことを言ってくれるドクターって好感度大ですね)
それを受けて、彼女の上司も
仕事を10日間、休むように取りはからってくれたそうです!
実際、移植中にお仕事を休み、家でのんびりリラックスしていることが
本当に楽チンで、心地よく感じたらしいです。
もしかしたら、
彼女にはこういう時間が必要だったのかもしれません。
妊娠判定日には、今まで見た事もない(と彼女)
hCGの数値が540で着床!
そして胎嚢確認、心拍確認。
ようやく、ほっとしました
うちに来て下ってから、
もう3年の月日が経とうとしています。
精神力、はんぱなく強い女性でした。
どんなママになるんだろう。
ベストなタイミングで赤ちゃんは
やってくるとしたら、
この赤ちゃんは彼女に
走る続ける未来のママに、
そんなことを教えるためにやってきたのかもしれない
そんなことを思ったりしています。
彼女の赤ちゃんを抱っこするのが
こんどは私の楽しみ目標です。