漢方薬局の片隅で

日々の子宝カウンセリングのなかで「心が動いたこと」「伝えたいこと」を中心にアップ。
タマゴのち天使

黄体ホルモンの膣座薬について

2015年01月31日

石川県は金沢市で 子宝相談 を通して

「ご夫婦の幸せづくりの応援をさせていただきたい♡」

と願う 漢方薬剤師,認定不妊カウンセラーの和みです

 

今日は少し薬剤師らしいトピックを 

 

 

 黄体ホルモン(プロゲステロン)

 

この働きについては、もう多くのかたがご存知かと思うけれど、

排卵後に分泌されるホルモンで、

 

1番大事な働きを簡単にいうと、

 

◉ 妊娠の維持

◉ 子宮内膜の状態を良くする(着床により有利に働く)

 

ということかと思います。

 

体外受精における移植後の周期に使用したり、、

 

あるいはタイミング療法で頑張っている方にも。

 

飲み薬(プロゲストンとかデュファストンという名前の薬です)

として

処方されるかたもよく見受けられますね。

 

でも、

 

この黄体ホルモン、

 

飲み薬だけじゃなく、

 

膣座薬があったり、、

 

筋肉注射があったりするんです

 

そして、

 

この効き目の強さは、

 

飲み薬 < 膣座薬 < 筋肉注射 

 

の順序で強くなるんですよ。

 

飲み薬、つまり、経口投与された黄体ホルモン薬は、

腸管から吸収されたのち、

肝臓で代謝をおおかた受けるので、

効き目が比較的弱いものです。

(というわけで、おおかた海外では膣座薬がメインで使用されておるとか)

 

そして、

注射はダイレクトに血管のなかにはいってゆくので、

効き目もシャープ、という感覚、

理解できると思います。

 

 

今日のブログのタイトルは、膣座薬についてなのですが、

不妊治療用の黄体ホルモンの膣座薬が、

昨年の12月に、

やっとこさ、、、国内の製造メーカーさんが発売されたとのことなんです。

(商品名:ルティナス膣錠100mg )

 

医薬品の業界紙でもさっそく報じられていました。

写真

 

ここで、

あれれ、、? 今までじゃあ使っていたのはどこがつくっていたの?

 

そう思われますよね。

 

多分、その黄体ホルモンの膣座薬は、治療しているクリニック内で

薬剤と基剤を混ぜ合わせて調整されたものが多いのだそうですよ。

 

手作りっぽさ満載ではなかったかな?

 

 

さて、、

 

 

島田は明日の日曜は、、

 

また朝から取り組んでいる心理学習の試験日です。

 

頑張っていってきます!!

 

 

 

 

 

 

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