漢方薬局の片隅で

日々の子宝カウンセリングのなかで「心が動いたこと」「伝えたいこと」を中心にアップ。
タマゴのち天使

遺伝カウンセラーの講義を聞いて想った

2013年12月12日
テーマ:最新情報 , 研修会

石川県は金沢市で 子宝相談 を通して

「ご夫婦の幸せづくりの応援をさせていただきたい♡」

と願う 漢方薬剤師,認定不妊カウンセラーの和みです

 

今日は午前から夕方まで、

地元の大徳小学校の「空気検査」

学校の教室環境の検査で、二酸化炭素の濃度や、騒音、採光などの

検査を年の数回、任されております。

 

 

今週の日曜日は新大阪での

「子宝カウンセラーの会」に出席。

今回の講師は「遺伝カウンセラー」さんのお仕事について、

そして、なにかと話題の

「出生前診断」や「羊水検査」についての講義がメインです

 写真

 

ちょうど、このタイミングで、

一昨日、うちのお客様で40歳のAさんが

めでたく、体外受精にて

着床判定陽性」をいただき、

お電話をいただいたのですが、

彼女からご質問を受けたのが、

「ダウン症のリスクはどれくらいですか?」ということでした。

 

40歳では、確率論では106人にひとりの割合で

ダウン症の遺伝子を持った

お子さんが生まれる可能性があります。

ただし、もし、体外受精の採卵を行ったときの年齢が37なり38だった場合、

この数値は、180人にひとり、とか、ずいぶんと違ったものになります。

そのことをお話していました。

これは当人にとってはとても大事なことになります。

 

 

そして、多くの方はこの確立を見て、いろいろと考え、

特に40代以上でご妊娠をされた場合、

羊水検査は?クアトロテストは?

そして「新型出生前診断」(血液のみで行う、21万円ほど)は?

という生まれ来る子供の染色体異常について、

心配がシフトするようです。。

もちろん、そのお気持ち、理解できますよ。

 

それぞれの、体への負担、整合率、などの

メリット、デメリットを今回の講義で勉強してきたので、

もし、このことに関して疑問のある方はお店でお聞きくださいね

 

今回聞いた、遺伝カウンセラーさんのお仕事、

なかなか厳しいお仕事であるな〜と思ったことがありました。

 

もし、「遺伝子異常の可能性が高い」という数字が出たとき、

それをクライアントにどのように伝えるか、

それを聞く身は辛いのは当然だけど、

伝える職業というのもかなり辛い。

 

また、その伝え方によっては、クライアントに一生心に残る傷を

残す可能性もあり、これはカウンセラーとしてしっかりと教育を

受けた人でないと無理! 

難しいお仕事だ、と思ったこと。

 

また、話題となっている新型出生前診断の場合、

「遺伝子異常陽性」と出たバアイも、

必ずしも「陽性」でない場合もある、という情報を聞き、

(特に13トリソミーの場合、罹患率60%という低い整合率だとか!)

「可能性」という言葉のオブラートに包み、

伝えることの厳しさ、を想いました。

 

ほんとに、いろんなことを思った、、、

 

そんな1日でしたよ。

 

もし、わからないことがあったらお店でお聞きくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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