この季節、湿気や暑さから
だるい、睡眠不足、
食事のアンバランスが起きやすく、
その結果、免疫力の低下から
粘膜の抵抗力がおち、
「ものもらい」「咽喉炎」「膀胱炎」
「膣炎」といった
病気が増えるんです。
そして!
カンジタによる膣炎も、夏に多くなりやすく
とてもイヤな症状(激しいかゆみ、おりもの)が出るのです。
このカンジタの正体は「カビ」のお仲間。
人の腸や、膣、口のなかにもみつかる比較的ポピュラーな菌です。
イースト菌の仲間でもあるこのカンジタ、
免疫力が落ちた時に、悪さをして膣炎を起こすだけでなく、
大腸内で発酵して、ガスを発生し、お腹がと〜っても張ります。
(パンが膨らむのとにたような原理)
私は実際にカンジタになっているお客様に
おなかをめくって見せていただいたことがあるんです。
あれれ、大変、体はスリムなのに
お腹がパンパンに、風船のように膨らんでいました。
また皮膚のかゆみ、アレルギーも訴えておられました。
そこで、彼女にはまず
1)グルテンやイーストを含むパンをやめてもらいました。
これはパンが悪いというわけではなく、
菓子パンにはたくさんの砂糖が使われているためです。
2)みそや発酵食品などで腸内環境を整え、
3)細胞の炎症を抑えるオメガ3(魚油)を
服用していただき、
やがて自然妊娠に至りました!
カンジタの不妊の関係は明確ではないのですが、
膣のなかのPHが変わっていたり、
激しいかゆみや炎症のため
夫婦生活も取りづらくなることは
じゅうぶんにありえると思います。
そして、
グルテンフリーという言葉が
だいぶ一般的に聞こえてくるようになりました。
小麦のなかのグルテンのたんぱくは
じつは腸にはやさしくないタンパク質で、
腸の粘膜にベタっと張り付き、
ひどいと腸粘膜のバリア機能を狂わせ
さまざまな体の不調を起こすと言われています。
小麦を主食とする欧米諸国の方々さえ
グルテンが合わない体質のかたがいるのですから
(グルテンフリーの表示がレストランメニューにある)
米を主食としてきた日本人には
もっと合わないのでは、
と私は思ったりしています。
カンジタになったことのある女性、
パンをたべると
なんとなく不調を感じていたかた、
腸がそんなに強くないかた
パン食をちょっと減らしてみても
良いのかもしれません。
(でも、あまりストイックにならないでね)