漢方薬局の片隅で

日々の子宝カウンセリングのなかで「心が動いたこと」「伝えたいこと」を中心にアップ。
タマゴのち天使

治療薬「グラン」とは?

2014年03月10日
テーマ:生殖医療 , 研修会

石川県は金沢市で 子宝相談 を通して

「ご夫婦の幸せづくりの応援をさせていただきたい♡」

と願う 漢方薬剤師,認定不妊カウンセラーの和みです

 

昨日は一般社団法人子宝カウンセラーの会で、

有益な情報をたくさん得てきたので、

今日はその情報も含め、

貴重なトピックをアップします。

 

数日前、複数回に渡る体外受精の移植で初めて着床した○○さん

最近、着床を高める手法としても注目されている

「グラン」という薬剤を移植前に注入するという治療を

金沢の専門クリニックで受けられました。

 

この治療は、金沢ではなかなかまだ珍しいので

「このことによって着床した」という因果関係は

誰にも証明できないのですが、

私にとってもHOTで嬉しいご報告でした。

 

着床を高めるサイトカインを増やしてもらう目的で、

うちでは発酵大豆胚芽から抽出した

アグリコンタイプのイソフラボン(と、チャーガ配合)

他、補血の漢方薬などを服用していただきました。

 

さて、

この「グラン」なる薬剤。

なかなかネットで検索しても情報が皆無なのです。

 

これはどういうものかと言うと、

 

顆粒球刺激コロニー因子と呼ばれ

簡単にいうと、

子宮内に軽い「炎症」を起こさせる類いの治療です。

(GCSF子宮内注入法)

 

炎症が起きると、内膜は傷を治そうとするため

厚くなり、それによって着床を助けるということらしいのです。

子宮内膜に局所てきな炎症を起こすことにより、着床を上げることを

目的とした治療ということです。

 

そこで、、

 

昨日、お会いした大阪リプロダクションクリニックの松林ドクターに

それは本当に有効なのか?

ということをお伺いしました。

 

「はい、たぶん有効だと思われます、うちでもそれはやっています」

 

とのこと。

 

私の疑問は止まらず、

 

炎症を起こさせることが「着床」に有利になるなら、

「それなら、スクラッチング法(子宮に器具を入れ、軽くキズをつける)も

 同じことなんでしょうか?」

 

松林先生「はい、そうです、同じような治療ですね。

     でも、、あれ痛いんですよね、、」

 

とのこと。

 

 

口数が少ない先生ですが、

知的で、優しくお答えしてくれる姿勢、ありがたいと思いました。

 

しかも、、

 

うちのお客様が先生のブログのファン♡ということで

あらかじめ色紙を用意していったら、

快くサインもしてくださいました〜(笑)

お客様宛に

「元気な赤ちゃんを産んでください」との添え書きも

 

本当にありがとうござます。

 

下の3ショットは

左から松林秀彦ドクター、心優しき我らが邵輝ドクター、島田。

保存版ですね!

松林先生に書いていただいた色紙を手にしてます。

写真

 

充実した1日でした。

 

 

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