漢方薬局の片隅で

日々の子宝カウンセリングのなかで「心が動いたこと」「伝えたいこと」を中心にアップ。
タマゴのち天使

現代女性の月経回数、昔の10倍に!

2013年07月09日

石川県は金沢市で 子宝相談 を通して

「ご夫婦の幸せづくりの応援をさせていただきたい♡」

と願う 漢方薬剤師,認定不妊カウンセラーの和みです

 

前々回のブログでは、

原因不明の不妊の1番の理由に子宮内膜症が挙げられる」

ということを書きました

 

また、内膜症があるかないかは、

エコーで診断可能なのは

「腺筋症」「大きくなった卵巣嚢腫」だけで、

詳しい所見は腹腔症による診断をしないと「ある、なし」が言えないもの、

ということも書きました。

 

 

子宮内膜症は、月経血が月経のたびに子宮、

卵管を通ってお腹の中に 逆流 することが原因と考えられています。

(この逆流が良くないのです!!)

 

聖路加国際病院の百枝幹雄先生によれば、、

 

時代とともに女性のライフスタイルが変化して、出産回数は激減し、

初産年齢の高齢化が進みました。

この2つによって、

現代女性が生涯に経験する月経回数は10倍に増えたといわれます

たとえば明治時代の女性であれば、初経とほぼ同時に結婚し、

何人もの子どもを産んで、妊娠、出産、授乳を繰り返していたわけですから、

一生のうちで月経は40~50回 程度しか経験していなかったはずです。

ところが、現代女性は、まず結婚年齢、出産年齢ともに高齢化して、

子どもを産んでも、1人か2人、あるいは一生子どもをもたない女性も少なくありません。

月経が中断されることがほとんどないため、生涯に経験する月経は400回ともいわれます。

月経回数が多ければ、それだけ子宮内膜症にかかるリスクも高くなるわけです

 

とのこと。。

 

明治時代の女性は今にくらべて、高齢出産がとっても多かったというデータがあり、

40代後半でのお産をする女性もほんと多かった。

その理由は、しょっちゅう妊娠して、卵巣をお休みさせていたり、

月経をストップすることに秘訣があったんですね。

 

この,月経の回数が10倍にもなった

 

という事実は私も初耳で、とてもセンセーショナルな話しでした

 

その進行を食い止める最善策が「妊娠」

みんなそこはわかっちゃいるよ。。

(ここに来て、「振り出しに戻る」感がぬぐえません・・・)

だって、過去に時計を戻すことはできないのですから。

 

 

 

 

 

関連記事

命のバッテリー「腎」:月経痛、頭痛持ち、ロキソニンを乱用するとどうなるか?
体からのサインを見逃さない
お魚とメチル水銀について
腹腔鏡手術 Cさんのお見舞い
腹腔鏡で癒着をはがした翌々月の妊娠
原因不明の不妊の1番の原因はどこに?
ページトップ