石川県は金沢市で 子宝相談 を通して
「ご夫婦の幸せづくりの応援をさせていただきたい♡」
と願う 漢方薬剤師,認定不妊カウンセラーの和みです
前々回のブログでは、
「原因不明の不妊の1番の理由に子宮内膜症が挙げられる」
ということを書きました
また、内膜症があるかないかは、
エコーで診断可能なのは
「腺筋症」と「大きくなった卵巣嚢腫」だけで、
詳しい所見は腹腔症による診断をしないと「ある、なし」が言えないもの、
ということも書きました。
子宮内膜症は、月経血が月経のたびに子宮、
卵管を通ってお腹の中に 逆流 することが原因と考えられています。
(この逆流が良くないのです!!)
聖路加国際病院の百枝幹雄先生によれば、、
時代とともに女性のライフスタイルが変化して、出産回数は激減し、
初産年齢の高齢化が進みました。
この2つによって、
現代女性が生涯に経験する月経回数は10倍に増えたといわれます
たとえば明治時代の女性であれば、初経とほぼ同時に結婚し、
何人もの子どもを産んで、妊娠、出産、授乳を繰り返していたわけですから、
一生のうちで月経は40~50回 程度しか経験していなかったはずです。
ところが、現代女性は、まず結婚年齢、出産年齢ともに高齢化して、
子どもを産んでも、1人か2人、あるいは一生子どもをもたない女性も少なくありません。
月経が中断されることがほとんどないため、生涯に経験する月経は400回ともいわれます。
月経回数が多ければ、それだけ子宮内膜症にかかるリスクも高くなるわけです
とのこと。。
明治時代の女性は今にくらべて、高齢出産がとっても多かったというデータがあり、
40代後半でのお産をする女性もほんと多かった。
その理由は、しょっちゅう妊娠して、卵巣をお休みさせていたり、
月経をストップすることに秘訣があったんですね。
この,月経の回数が10倍にもなった
という事実は私も初耳で、とてもセンセーショナルな話しでした
その進行を食い止める最善策が「妊娠」。
みんなそこはわかっちゃいるよ。。
(ここに来て、「振り出しに戻る」感がぬぐえません・・・)
だって、過去に時計を戻すことはできないのですから。