もう2月も終盤。
今日は、体外受精の移植にチャレンジしている方から、
2回目の胚盤胞移植結果がまた(➖)だった
というお電話をいただいた。
そして、数日前には、
胚盤胞が5つ残っていて、3回目の移植で
やっと妊娠(心拍確認)したという報告もあったのです。
この上記だけの結果からみても、
そして、過去のお客様の症例から見ても、
胚盤胞移植は、見た目(グレード)の良いものから
移植していくけれど、
それが決して、1番妊娠しやすい胚ではないということ。
2番手、3番手の子が運命のタマゴちゃんである可能性を
いつも信じていてほしいと願う。
☆
もう妊娠9ヶ月になる方から、
無痛分娩 でのお産を決めたと報告があった。
そして、
別のお客様からも
「お産の痛みが恐怖だから、無痛分娩がいいと思うけど
やってくれる病院ってあるんでしょうか?」
という質問がありました。
正直、無痛分娩のことを聞かれることはあまりないので
私も返答に戸惑いました。
みなさん、普通に、
陣痛の痛みに耐えて産む
を選択されます。
なんとなく感じているのは、
お腹を痛めて産むのことが美徳
そして
痛みに耐えてこそ母になれる
というようなことが
暗黙のうちに思われているところが日本の社会にはあって、
いや、私自身も、
無痛分娩は、自然じゃない
と思っているふしが少しあって、
「無痛分娩」を選択するかたを否定こそしないけど
なんだか自然でないような気がしている部分が多々あった。
そして、先週読んだコレ!⇩⇩
これによると
フランスでは、帝王切開以外のお産の80%以上が
無痛分娩とのこと。
「お腹を痛めて」産まなくてもいい。
という考え方と、
その言葉の筋が通っていると思わせる
フランスの妊産婦にやさしい医療支援と税制度。
この本を読んでいると、
この国が、多くの女性に
「産みたい」
と思わせる仕組みがちゃんと整っているんだ、
ということを感じさせる。
無痛分娩も最初っから無痛で、というわけではなく
ある程度、子宮口が開いてから
硬膜外麻酔をするので、
多少は陣痛も経験するそうです。
あくまで
「痛みを頭で感じないようにブロックする」もの。
もちろん、デメリットもある。
下半身に力が入らないので、
うまくいきめなかった、なんていう体験もあるそうで。。
そして、日本では、麻酔科医がいないと、、
という問題もあるかもしれないし、
料金も割高になるとか。
もっと日本の産院で、
無痛分娩が普及していたら
そして、安全に行える状況下ならば、
それを選択する妊婦さん、きっと増えるのかもしれないなぁ。
なんでもかんでも、
日本の仕組みが悪い、政策が悪い、
とは言わないけど、
日本とフランスの大きな違い、、
いろいろなことを考えさせられる1冊でしたよ。
⭐︎
今日は主人が東京出張のお土産に
ラデュレ(フランスはParisが発祥)の
マカロンを買ってきてくれた。
箱の愛らしいこと。
そして、明日はフランス語のレッスン。
「ボンジュール」の発音がやっと少し
フランス人に近づいてきたと自分で思う今日この頃
語学を学んでいる時間もまた楽し🎶