漢方薬局の片隅で

日々の子宝カウンセリングのなかで「心が動いたこと」「伝えたいこと」を中心にアップ。
タマゴのち天使

寒い、お腹が冷える!こんなときは

2014年01月14日

石川県は金沢市で 子宝相談 を通して

「ご夫婦の幸せづくりの応援をさせていただきたい♡」

と願う 漢方薬剤師,認定不妊カウンセラーの和みです

 

 

今日は雪が降るわけでもないのに、

乾燥してピリピリと骨身にしみるような極寒の1日

腰やひざが冷えすぎて痛いくらい

東京の寒さって毎日こんなのかな〜と

思ったりする。。

 

こんな日は間違いなく、腰の命門(おへその裏)周辺のツボに

温灸をあてます

(気持ちいい〜〜)

 

そして、、

 

自分でブレンドした「漢方茶」をつくる!!

 

LUPCIAで購入した茶こしつきのおおきめのカップ

(最近のお気に入り)

生薬と黒砂糖を入れて、お湯を注ぐだけで煎じなくても

速攻で温まる漢方茶ができるのです、

漢方茶1

 

私のお気に入りは、棗’(なつめ)や桂枝、生姜などの温ブレンド。

胃腸も弱いので、チンピなどもプラス。

P漢方茶2

 

これで、ほぼ冷えは取れてポカポカな体になるのですが、

もし、、

 

冷えすぎて、お腹が痛む!お腹や腰がスースカする!

という方で、胃腸が弱い、疲れやすい、

という方は、

「小建中湯」(しょうけんちゅうとう)

という漢方を飲んでみてください。

(当店にも顆粒タイプのものがありますよ〜)

 

小建中湯は、漢方の古典である「傷寒論」には、

「腹中冷えて痛むもの、これをあたふ」

とあり、体は虚弱で、お腹が冷えて痛むときにこれを飲みなさい、

とあります。

 

私がまだ漢方を勉強したての頃にこの処方に出会い、

漢方ってこんなに甘くて、

ほんのり生姜が効いていて、美味しいんだ

ってほんとうに感動した漢方です。

 

甘いのは、棗のほんのり甘いのもあるのですが、

この小建中湯には、「膠飴(こうい)」と言って、

なんと 飴(アメ)が処方のなかに構成されているという面白い構成なのです。

だから甘いのも当然!

 

 

甘くてほんのり辛くて、お腹がゆるんで温まる。

 

(芍薬という痛みの漢方も構成されております)

 

昔のひとの知恵、英知って素晴らしい。

 

私にこの処方、

そして漢方の勉強の道筋をつけてくれた

いまは亡き師匠に・・・

感謝し、ご冥福をお祈りしたいと思います。

 

 

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