漢方薬局の片隅で

日々の子宝カウンセリングのなかで「心が動いたこと」「伝えたいこと」を中心にアップ。
タマゴのち天使

夏のむくみ、夏の漢方

 

夏になるととても多い むくみ!

冬はそうでもないのになぜ夏にむくむの??

特に!

「脚がもう重くてパンパン、だるくて大変〜〜!!」

というお声が

 

mukumi_woman

なぜ夏のむくみって多いのでしょうか?

 

夏は普段よりもより多くの水分を摂取します。

そして、夏の血管は、冬よりも拡張して拡がり、

そこに摂取した水分で血液が薄められます。

そこで血流不足をきたして、、

↓↓↓

ふらつき、めまい。が起きたりします。

これが、血流不足のレベル1。

 

 

ふくらはぎの筋肉は、第二の心臓と言われますが、

クーラーや汗で冷やされた筋肉は、

下半身の血液を上に押し上げる収縮力も弱まっているうえ、

血圧も夏は下がりがちで、血液を心臓に戻す力も弱まっています。

 

また、水分をたくさん含んだ血液から、

細胞のすきまの組織のほうに水分が移行して停滞!

↓↓↓

むくみ、脚のだるさ、重さにつながります。

血流不足のレベル2

そう、これが夏のむくみの原因!

 

また、水分の摂取も多くなりがちなことから、

胃腸も冷やされています

胃液が薄まって消化する力も弱まります。

ついつい、消化に負担のかからない軽いもの、

そうめんなど炭水化物や甘いもの、パン、などで済ませがちに。
(でも糖質量は多いという。)

その結果、たんぱく質やミネラル不足に。

↓↓↓

倦怠感、だるさ、やる気がでない、頭痛、に。

血流不足のレベル3

たんぱく質は血液をつくる原料です。

これが不足すると、ますます血液不足がおきて、

などなどいろいろな不調のスパイラルに。

 

⭐︎

 

夏は、水分だけでなく、塩分、ミネラル、たんぱく質、

バランスよく摂取しましょう。

 

で、この夏のむくみを解消するには、

胃腸(脾胃のちから)が必要です。

夏バテや夏のむくみ、夏枯れを起こさないために

オタネ人参、五味子などがはいった

素晴らしい夏の処方があるのでお聞きくださいね。

特に汗をよくかき、水分をよく摂取するかたにおすすめです。

 

⭐︎

 

今日はわたしも自分用の夏のマイ漢方を揃えました。

関節の痛みや頭痛用です。

クーラーで関節が痛むんです。。。(涙)

そして、むくみにもよく効く

九味檳榔湯(くみびんろうとう)を服用ちゅう。

 

 

頭痛や肩こりは、おおかたアロマオイルで治ってしまうので

痛み用のメディカルアロマオイルも今日は自分で調合。
(リクエストで調合できます)

これが植物療法(フィトテラピー)

 

今までこれにたくさん助けられてきました。

IMG_5847

今日はサリチル酸メチルが95%含まれるウィンターグリーンや

バジル、ローズマリーカンファーなどを中心に調合。

 

漢方は東洋由来の植物を使いますが、

精油に使う主なハーブは西洋が由来なだけで、

同じ起源の植物は世界中に存在したりするわけです。

 

そういう意味では、

漢方もフィトセラピーと言っていいのかもね

 

先週の日曜日は、尾口村のミントレイノで

生薬のクロモジから精油を蒸留、抽出する

ワークショップに参加してきました。

IMG_5813

これがクロモジの木 ↓↓↓

IMG_5814

ここから採れるクロモジの精油は

酢酸リナリルを多く含み、

痛みや皮膚の弾力の回復を促す。

これをオイルに瓶詰めしてお土産もいただく

 

クロモジのワークショップのあとは、

美味しいパスタランチのコース

パスタにも夏野菜がどっさりで美味でした!

ハーブティーの種類も多く満足でしたよう。

 

ミネラル補給完了!

IMG_5820

大好きなフィト(植物)からの癒しを

大いに受け取り、良い夏をお過ごしください。

 

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