先週、クローズドのセミナーにお声がけをいただき
貴重な勉強をすることができました。
「日本の男性不妊」
勉強会のメンバーは、
この本の著者ほか、
社会学者、セックスカウンセラー
医師、助産師など専門分野のかたがたと。
大きくテーマをつけると
「なぜ(日本では)男性不妊はオープンに語られないか」
ということについて。
不妊の原因の約半数は男性
その考えも浸透してきたとはいえ、
日本には、まだまだ
「不妊は女性側の問題」という
偏見(ジェンダーバイアス)があって・・
そのことが、
女性の不妊治療への
重圧やストレス過多という状況になっていたり・・
ひとりで責任を背負いすぎる傾向にあったり・・・
男性側の要因さえ明るみに出ないケースも多い・・・・
その背景にはどんな要因があるか??
ということを、
著者の質的研究や
15組のご夫婦のインタヴューから
深く深く掘り下げ、
問題提起について語り合った。
そもそも、男性不妊の専門は
その性質ゆえに、
——————————————————-
◆生殖医療に精通した泌尿器の専門家が
診察に関わることがのぞましいがその絶対数が少なく、
その認識の入り口の多くが産婦人科ということ
———————————————————
◆男性自身が男性不妊を
生殖能力=性的能力の連鎖と位置付けてしまうこと
————————————————————
◆(日本の)男性は、
女性のように、置かれている状況を
自身の主観や感情を交えて他人に話をすること
がなかなかしない、出来ないこと
————————————————————
などなど。
ものすごく端折ったけれど、
そんな背景があって
日本ではなかなかオープンに語られにくくなっている。
では今後どうしたら良いのか??
専門家のみなさんから出た意見は、
若い世代に、
もっと自分の精子や生殖のことについて
明るく(軽く)オープンに語る場を持って欲しい。
例えば
Youtubeに
「自分の精子の数を検査してきた!」
みたいに、生殖を明るく真面目に語ってくれる男子が
が増えてくればいいんじゃないかと
また、
日本の性教育の現場まで降りて
男性不妊の存在を学ばせることの必要性。
そんなことも意見に出ていました。
あぁ、深い学びの時間でした。
私は変わらず、この現場で
夫婦でカウンセリングにきてくださるカップルを
そしてご主人様に対して
感謝の気持ちを述べたいと思う。
※ 冒頭で出た「セックスカウンセラー」の先生。
都会では比較的探しやすいですが、
金沢にも尊敬すべき先生がおられます。
パートナーシップでお悩みのかたで
私がこのご夫婦には、必要と思ったかたのみ
大切に ご紹介しております。
✴︎
今日は嬉しいことがありました。
かつて不妊治療を何年にも渡って行い
男の子を授かった方から
素敵なチョコレートが贈られてきたのです。
出産されて、かれこれ3年以上経過するのに
いまだにメールや感謝の言葉をくださって
その言葉に私自身がどれだけ励みになっていることか✨
こだわりのカカオのショコラティエのもの。
一粒ひとつぶ、大事にいただきました。
やさしい味がしたな✨
さぁ、これから梅雨本番。
みなさま、水毒がでやすい季節です。
めまいや頭痛、むくみ、だるさ、感じたら
早めに漢方でケアしましょ。
薬局前に置いたうちの母のアレンジメントの紫陽花。
漢方カウンセリングでお待ちします。