漢方薬局の片隅で

日々の子宝カウンセリングのなかで「心が動いたこと」「伝えたいこと」を中心にアップ。
タマゴのち天使

妊娠前の体格やBMI、糖代謝異常の有無、実はとても大事です

2021年10月12日

久しぶりの更新✨🖋

日々、テーマしたいこと、書きたいことがあれど

慌ただしく1日が終わってゆく。。

 

初回妊活カウンセリングのとき、

とても言いづらいことだけど、

言わなくちゃ〜と思っていること💦

 

まずは、

BMI(ボディマスインデックス)が高値の肥満のかた。

(BMI = 体重 (kg) ÷身長 (m) ÷身長 (m)です。計算してみてね)

具体的いうとBMIが25以上のかた。

 

妊活をする前に、できれば体重を減量、

コントロールしてほしいのです😞

 

肥満

その理由は大きく2つあります。

 

1)BMIが増加するにつれて、

妊娠率、出産率が有意に低下することが

複数の研究や学会レポートで明らかになっていること。

また反比例して、流産率が上がってしまうこと。

 

その理由として、

卵子の質の低下

子宮の受容能の低下

が推測されること。

(そう〜〜、タマゴの質の低下まで起きるんです) 

 

2)また、妊娠できたとしても、

赤ちゃんが抱えるリスクが高まってしまうこと。

具体的には、未熟児や低体重児、巨大児、神経管閉塞障害 が増えること。

 

私が薬剤師のほかに有する資格のひとつに

不妊カウンセラーというものがあります。

ちょうどいま、その不妊カウンセラーの継続のための認定単位の受講中。

そのテキストの内容を一部抜粋しますね。

———————————————————–

妊娠前の体格

◉身長150cm未満はハイリスク

◉妊娠前BMI

18.5以上、25未満が望ましい。

(25以上は上記のリスク。)

18.5以下は、切迫早産、早産、低出生体重児のリスク

★肥満ばかりでなくヤセすぎも良くないということ!

———————————————————-

 

そしてもうひとつ大切なこと!!

 

妊娠を望む前にどうかご自分に

糖代謝異常がないかチェックしてほしいのです!!
(空腹時血糖の数値とHbA1c)

意外に自分の血糖値が高いことを知らずにいた!というかた、たまにおられます。特に肥満との合併率も高いです。

 

なぜ糖代謝以上を有したまま妊娠するとよくないのか?

脅すわけではありませんが、これもどうか知っておいてほしいのです。

———————————————————————–

1)母体高血糖:流産、早産のリスクがあがる。妊娠高血圧症候群。

ケトアシドーシス、胎児発育不全

2)胎児高血糖(ブドウ糖は胎盤を通過するということ知っておいてください

・器官形成期の細胞分化に影響→先天奇形

・高浸透圧利尿→羊水過多

・血管障害→呼吸窮迫症候群、多血症、高ビルルビン血症、低カルシウム血症

————————————————————————

妊娠糖尿病はなんとなく怖い、、

そんな認識はなんとなくあったかと思いますが、

先天奇形率が増えることも意外に知られていません💦

 

 

今日は言いにくいこ、伝えにくいことを思い切って書いてみました。

 

✴︎

 

(お知らせ)

 

11月初日から企業様向けに島田

オンラインで漢方講座をスタートします!!
(中級クラスから)

 

そして!

 

来年1月〜2月(未定)、金沢市内にてリアル講座にて

漢方講座初級(前編、後編)を開催したいと思っています。

薬膳のお菓子や漢方ハーブティーをいただきながら〜〜♪☕️

 

もしご案内が必要なかたがおられたらご連絡くださいね。

島田漢方講座

内容、日にちなどの詳細は近日中に発表いたしますね。

 

 

 

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