もう梅雨に入りますね
自己開催や依頼も含めセミナーが2週間おきに入る今日この頃。
バタバタと過ごしています。
わたしが所属している「日本不妊カウンセリング学会」。
先々週は東京で行われた「学術集会」を自宅でオンデマンド視聴しました。
そこで初めて耳にした言葉に
「ノンメディカルな卵子の凍結」というものがありました。
日本産婦人科学会のポスターより
【概要】
どんなに健康な女性でも
加齢にともなって卵子の質が変化し
妊娠につながりにくくなることがわかっています。
★でも、まだパートナーに巡り会えていない
★結婚していてもまだ妊娠できる状況ではない、など。
そんなケースもきっとあるでしょう。
「ノンメディカルな卵子凍結」は、
リスクも踏まえたうえで
将来の妊娠出産に備えるために、
自分の「卵子のみ」をいくつか採卵し
凍結保存するというものです。(自費)
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このノンメディカルな採卵に助成金を出す自治体も複数あります。
これを読んでくださっている女性、またはご夫婦のかた。
ノンメディカルな卵子凍結に興味があるかたは、
こちらのページから情報を得ることができます。
↓↓↓
日本産婦人科学会
ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ
また、今回の学術集会の大きなテーマは
「未来を見据える プレコンセプションケア」でした。
【プレコンセプションケアとは】
将来的な妊娠に備えて
正しい知識を身につけ
ホルモン値を測定したり
健康チェックを受けたり
生活習慣を見直しケアすること
例えば、結婚に備えて、
月経不順や月経痛の原因を見直そうとしたり
卵子の老化の影響を少しでも避けるべく
禁煙したり、寝不足を見直し、甘いものに依存しないようにする
これも立派な「プレコンセプションケア」です!
自分の卵巣にストックされている卵子の概ねの在庫(AMH)を知る
これもプレコンセプションケア。
ちょうど今月、そのテーマに沿うように
「結婚はまだだけど、月経をちゃんと整えたい!」
そんな女性がカウンセリングに来てくださって
あぁ、うれしいなぁって思ったのです。
だって、、それは妊娠出産以前に
「自分の性、命を大切にする」ということにほかならないから。
ただ、、
世の中にはいろんな問題が積み重なっていて
ロート製薬が運営する「みんなの妊活」によると
若年未婚男女の約半数が、
「今も将来も子供が欲しくない」って言ってる!!
※ロート製薬様のWEBサイトより画像をお借りしました。
そっか〜〜。。
プレコンセプションも大切だけど、
まず、この現実も受け止めなくてはいけない。
そして、子供を欲しくないと思っている背景もさまざまかと思います。
経済的な理由
(なんせ主食のお米でさえ価格高騰、供給しない昨今・・)
子供を育ててゆく上で不安な社会情勢
夫婦2人で自由に人生を楽しみたい などなど。
女性の卵子の老化や
生殖年齢のことはよく言われるけれど
生殖能力を失っているのは
まさに「日本社会」なのかもしれない。
とはいえ、、
妊娠出産にかかわらず
プレコンセプションは未来へ向けて
「自分を大切にするという方向性」
で考えてほしいということ。
また、漢方カウンセリングでお会いしましょう。