漢方薬局の片隅で

日々の子宝カウンセリングのなかで「心が動いたこと」「伝えたいこと」を中心にアップ。
タマゴのち天使

着床!子宮内の免疫細胞が関係します!

2014年05月09日

 

石川県は金沢市で 子宝相談 を通して

「ご夫婦の幸せづくりの応援をさせていただきたい♡」

と願う 漢方薬剤師,認定不妊カウンセラーの和みです

 

私の知り合いの医療関係者さんが、妊活中。

その彼女が、

「私はアレルギーがあるから着床しにくいかなぁ」

なんて言ってたのを思い出した。

 

アレルギーがあると妊娠しにくいわけでも、

なのですが、、

ただ、アレルギーという反応を考えてみると、

体のなかの免疫応答、免疫反応がうまく調和してないときに起こるもの。

実はこの仕組みは、あらゆる体の働きに関係している。

 

何回かこのブログでも書いたのですが、

妊娠の「着床」という反応は、

子宮のなかの免疫細胞がうまく働いてくれないと起こらないもの。

着床

 

具体的には、

妊娠していない時には、子宮内に悪いものが入ってきたら

「やっつけろー」

とパトロールしているNK細胞が、着床の頃にはおとなしくなり、、

受精卵がテキと見なされてやっつけられたら困りますものね

これとは逆に、

着床を助けるタイプの子宮内NK細胞が

排卵時の3割から、着床時には7割にもグンとふえ、

着床に必要なサイトカイン(ホルモンの一種)を増やすお手伝いを

してくれるというスゴいことがわかっているんです!!

 

そして、習慣性流産を持つ女性患者の子宮内膜には、

妊娠前時の子宮内膜で、子宮NK細胞が減少し、

細胞障害性の強いNK細胞が増加しているケースも報告されています。

 

こんな仕組み、免疫が自然に備わっている女性の体って

すごいなあ〜と感心するのですが、

最近は ストレス、夜型の生活、食べ物の影響、

その他それこそ、さまざまな要因!で、

現代人の免疫系の狂い、が指摘されています。

 

だって、こんなにも現代人のアレルギーが

増加しているのですから。。

 

私はそのなかの要因のひとつに

腸内環境の悪化

がかならず潜んでいると思っています。

 

え!?なぜに腸??

 

免疫細胞の6割は腸で造られます。

腸管免疫という言葉があるように、腸で免疫が造られる

といってもいいくらい!

また腸は第二の脳です。

腸内環境が悪いひとはボケるのも早いことがわかっています。

 

腸はホントーーーに大事!!!!

 

着床する体つくりのひとつの要素

「腸内環境を整えること」

 

そのための体作りをカウンセリングのときには

お話してゆきたい!と思います。

 

最後に、

トランス脂肪酸や白砂糖のとりすぎは腸内環境を悪化させ、

細胞を傷つけます。

控えめにして下さいね!

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