漢方薬局の片隅で

日々の子宝カウンセリングのなかで「心が動いたこと」「伝えたいこと」を中心にアップ。
タマゴのち天使

不育、抗プロトロンビン抗体陽性

2014年12月28日
テーマ:生殖医療

石川県は金沢市で 子宝相談 を通して

「ご夫婦の幸せづくりの応援をさせていただきたい♡」

と願う 漢方薬剤師,認定不妊カウンセラーの和みです

 

いよいよ年末ムードとなり、

ばたばたしております。

 

12月は例年のごとくそうなのですが、

妊娠報告がうちのお店では、とても多くなります

 

これはなぜなのでしょう?

 

それは、

「今年いっぱいまでに妊娠したい!いや、絶対にするぞ!!」

という 自分のなかに期限をもうけた、

イメージ、意思、想い、が叶うんだと、

私は勝手に想っています。

 

先週も2件、かけこみ妊娠報告がありました。

 

今年いっぱいまでに絶対に妊娠したかった!

いや、しなければならなかった!A子さん、

なぜなら、12月は転勤で金沢にいなくなるから〜(=治療できなくなる)

 

うちに来られて9ヶ月目、

たいのう、心拍、確認できました。

 

エンジェルリングがきれいに見えます☆

ほんとうに天使みたいですね。

Photo

 

 

また先週は、、ほんとうにいろいろなご相談がありました。

 

 

妊娠初期以降のご流産の経験がある方。

 

名古屋ではとっても有名な

不育症専門病院で、自費の分も含めて

数多くの血液検査項目について調べられました。

 

すると、

血液凝固に関する 抗プロトロンビン抗体の数値が基準値の2倍

(→バイアスピリンやヘパリン注射で対応する

また、

※ M-CSF(マクロファージコロニー刺激因子)の数値が低い、

(→ピシバニールという注射で対応する

 

との指摘と、治療を受けることをすすめられ、

 

さらに、ストレス軽減のために、

メイラックスという心身安定剤の服用もすすめられた、とのことで

 

ほんとうにこれらの治療が必要なのかしら

と、とても戸惑ってる、

 

というご相談がありました。

 

不育症は、、

妊娠はするけれど、流産・死産・新生児死亡を繰り返してしまう

とても苦しいもの。

 

しかし、不育症は決して絶望的ではなく

統計的には、80%以上の患者さんが出産にいたっています。

 

また、普通に自然妊娠や出産をしている方でも、

詳しく不育の血液検査を受けると、

どれかにひっかかる人もいる、

と言われる、やや曖昧性のある病体です。

 

私は、

他専門医のいる病院での

セカンドオピニオンを求める事と、

 

和漢医薬学会での発表や臨床データーがある

血液凝固因子を軽減する漢方をおすすめしました。

 

そしてなによりも、

 

血液検査でクロ(陽性)と出た、ということは、

とてもドキっとすることでしたが、

何よりも、

それに対する対処がある、ということなので、

良かった、

という方向にとらえよう!

 

と伝えた気持ちが、

お客様も同じだったみたいで、

ちょっとほっとしました。

 

希望を来年へ、来年につなげて、、、

皆さんも !!

 

明日も、島田薬局はやっております。

お待ちしておりますよ〜。

 

 

※ M-CSF(マクロファージコロニー刺激因子)は、

 妊娠を維持させるための生殖反応に重要な働きを担っているサイトカインの一種。

 1997年、米国生殖免疫学会雑誌に報告されているとか。

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