漢方薬局の片隅で

日々の子宝カウンセリングのなかで「心が動いたこと」「伝えたいこと」を中心にアップ。
タマゴのち天使

クラミジアによる卵管炎は膣エコーでわからない

2013年08月11日
テーマ:生殖医療

石川県は金沢市で 子宝相談 を通して

「ご夫婦の幸せづくりの応援をさせていただきたい♡」

と願う 漢方薬剤師,認定不妊カウンセラーの和みです

 

薬局仲間の友人がお客様からこんな相談を受けたそう

 

「だんな様から、淋菌を移され、抗生剤を飲んだのに、

 再検査でまだ除菌されていないことが判明!

 耐性菌のしわざらしい。

 (淋菌は性病感染なので)夫婦の関係もギクシャクして辛い

 

抗生物質の日本の医療現場おける乱用がもらたした「耐性菌」の害は、

私も憤ることが山ほどあって。。

例:風邪はウィルスによる感染なのに、ウィルスは殺せない抗生剤が

 漫然と処方され続けているなど)

 

またその話しは今度にして、、、

 

淋菌やクラミジアの感染率は、知られていないけれど、意外に多いのです。

また、8割の女性が、感染しても「無症状」というタチの悪さ。

無症状ゆえ放置され、そのあいだに、

卵管周囲の癒着や閉塞(組織がくっついて、その働きが妨げられる)

頚管炎、骨盤腹膜炎、へと感染が拡大することも。

 

そして、残念なことに、このクラミジアや淋菌による

卵管の異常や詰まり、は

婦人科の膣エコー(超音波)でも判別できないのです

 

「子宮卵管造影」を受けないと判断がつかないもの。

キャッチアップ障害を含め、卵管性の不妊は4割にのぼり、

とっても要因大のところですので、今後、不妊の原因探索で、

卵管の検査の予定がある方は、ここはしっかりおさえたほうが良いと思います。

 

では内膜症は??

 

以前にもブログで何回も取り上げてきましたが、

エコーでわかるのはごく一部の内膜症です!!

ここ大事!

↓↓↓

過去記事はコチラ(原因不明の不妊の1番の原因はどこに?)

 

さてさて、、

 

お盆休み(14〜16日)は久しぶりに「読書」の気分で、

読んでみたい本を取り寄せました

 

ちょっと過激なタイトルですが、

「医者に殺されない47の心得」

死亡率が減らない「抗がん剤」の矛盾。

ワクチンの矛盾。CTの使用で被爆によるガンが増加!(お〜、コワッ)

などなど、、興味深いテーマが満載です。

(あ!膣エコーは決して「被爆」しませんよ〜!超音波ですもの。ご安心を。)

10月には、東京にて著者である近藤医師のご講演をナマで拝聴できるので

この本に直筆サインもらおうと思ってます♪

image

 

そして、真夏の夜には江戸川乱歩のミステリー。

スイカのカバーがなんかかわいいゾ〜。

 image

そして、お盆はもちろん、恒例の「お墓参り」を。

 

皆さんはどんな風にお盆を過ごしますか?

健やかに、どうか、お過ごしくださ〜イ!

 

 

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