漢方薬局の片隅で

日々の子宝カウンセリングのなかで「心が動いたこと」「伝えたいこと」を中心にアップ。
タマゴのち天使

「男性不妊です」と言える勇気

2015年07月06日

石川県は金沢市で 子宝相談 を通して

赤ちゃんが出来たら幸せだなぁ、と願うあなたの「心とからだ」を整えるお手伝いがしたい

漢方薬剤師,認定不妊カウンセラーの和みです

 

 

つい先日、、

男性おひとりでうちのお店の初回カウンセリングに

来てくださった男性がおられました

 

ご予約なしで来られたので、私があいにくカウンセリング中。

再度、初回の予約を取っていただきたく、

ご相談内容をお尋ねすると、

男性不妊で」

とひとこと。

 

お帰り際、わたし、思わず

 

男性が自覚をもって、こんなふうにおひとりでも

 来ていただけることは、

 本当にありがたいと思っています。」

 

と感謝の言葉を述べたい気持ちにかられ、

そうお伝えしました。

 

いままでなんども伝えて来ましたが、

いまや、不妊の原因は、男女平等、男女半々にあります 。

 

男女比 

 

 6月に参加した「子宝カウンセラーの会」での

天の川レディースクリニックの院長先生のご講演スライドでは

 

男性不妊は55パーセント

女性不妊は45パーセントと伝えていました。

 

男性の精子の悪化が進み、大変なことになっている

とおっしゃっていました。

写真

 

いま、男性の精子がこんなに悪くなっている背景には

いろんな要素、要因があると言われますが、

(お店で詳しく個別にお伝えしています)

 

もし、かりに精液検査の結果が悪くても、

誰かに相談したり、生殖医療の助けをかりたり、

食事や、生活のリズムや、習慣(サウナや喫煙など)を見直そう!

そう思うことや取り組みは、とても前向きで素晴らしいこと。

恥ずかしいことではありません。

 

それは、奥様を守ることにもつながるのです。

 

あの鈴木おさむさんだって、

(最近のブログではいろいろ物議を呼んでいましたが)

 

自分の精液検査の所見の悪さからAIHに踏み切ったことも明らかにして、

その結果、、笑福(えふ)くんが生まれたのですから。

おおしま

 

 

「男性不妊で」と言える男性は、

むしろ好感が持てるとさえ私は最近思うようになりました。

 

 

最後にデーターを。

 

高度生殖医療による生産率です。

これは、妊娠率ではなく、嬉しい出産までこぎつけた

「出生児数」のグラフです。

 

クリックで拡大 ↓↓

201409091441_0002

(高橋ウィメンズクリニック様のブログから画像を抜粋)

 

2012年のデーターですが、

これを見ると、黄緑色の部分がとても伸びているのがわかりますね。

これは、凍結胚による移植での妊娠、出産の症例数です。

 

また、高橋ウィメンズクリニック様の院長先生のブログには、

上記データーに関し、こう解説がありました。

—————————————————————————————————

全体の妊娠率は、

IVFで22.6%、ICSIで19%、TESE-ICSI で15%でした。

やはりIVFの方が、ICSIよりも3~4%妊娠率が高いのですね。

流産率は、IVFで24.8%、ICSIで28.0%、TESE-ICSIで26.2%でした。

したがって、IVFで受精するならば、

ICSIよりもIVFの方が、妊娠率が高く流産率が低い傾向があるのですね。

安易にICSIをおこなう事はやはり勧められません。

 —————————————————————————————————-

 

顕微受精を行う背景には、それこそ男性因子だけでなく、

卵子側の因子もあると思われますが、

やはり、自然に近い方法がよりいいということなのでしょうか。

 

 

( 顕微受精で授かったかたは、それで良いのです。

 それに不安持たなくてもまったく良いのですヨ〜。)

 

そして、やっぱり 

 

妊活はおふたりで、ですね。

 

 

 

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